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bookとmentalに関するdazedのブックマーク (5)

  • 精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記

    なぜ自然選択は、私たちをこれほど多くの精神疾患に対して脆弱なままにしたのだろう? これは価値のある問いであり、これに答えようとする試みによって、精神疾患に対する私たちの理解は深まるはずだ。これが、書のシンプルなテーマである。 「エピローグ」p.449 というわけで、『なぜ心はこんなに脆いのか』を読んだ。 なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学 作者:ランドルフ・M・ネシー 草思社 Amazon 読んでいる途中で気づいたのだが、この著者は『病気は、なぜあるのか』というの著者でもあった。 goldhead.hatenablog.com というわけで、おれはこのを「進化医学の中でも進化心理学を中心として、病気のなかでもとくに『精神病はなぜ、あるのか』なんだな」と思って読みすすめることにした。なにせおれは精神病の当事者、双極性障害(躁うつ病)の手帳持ちであって、なおかつ進化心理学

    精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記
  • 【読書感想】セラピスト ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    セラピスト 作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: 単行この商品を含むブログ (46件) を見る 内容紹介 心の病いは、どのように治るのか。『絶対音感』『星新一』の著者が問う、心の治療の在り方。うつ病患者100万人突破のいま、必読のノンフィクション。密室で行われ、守秘義務があり、外からうかがい知れない。「信頼できるセラピストに出会うまで五年かかる」とも言われる。そんなカウンセリングに対する不審をきっかけに著者は自ら学び始め、同時に治療の変遷を辿り、検証に挑んだ。二人の巨星、故河合隼雄の箱庭療法の意義を問い、精神科医の中井久夫と対話を重ね、セラピストとは何かを探る。膨大な取材と証言を通して、病との向き合い方を解く書き下ろし大作。 カウンセリングの現場では、いったいどんなことが行われているのか? 僕も医療現場で働いているわけですが、学生実習のときに

    【読書感想】セラピスト ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『精神を切る手術 ―― 脳に分け入る科学の歴史』  脳への介入は許されるのか? - HONZ

    ヒトのDNAを用いる研究では、匿名化や厳重な保管など、サンプルの扱いに厳しい制限がかけられている。個人のゲノムが遠からず千ドルで読めるようになろうかという時代である。どのようなものをべているかで、どのような人間であるかをあててみせる、と、『美味礼賛』のブリア=サヴァランは言ったが、それどころではない。ゲノムがわかれば、その人のいろいろなことがわかってしまうのであるから、そういった規制も当然のことだ。 ゲノムが設計図としてヒトを規定するのに対して、脳は “ヒトの質を担う特別の器官” と捉えることができるのではないか。そうであれば、ヒトの脳研究はゲノム研究と同様に慎重でなければならない。そういった観点からヒトの脳機能研究をどう進めるべきかを考えるべき、というのが、日を代表する生命倫理学者の一人である著者・橳島(ぬでしま)次郎の問題提起だ。そして、その方法論として選ばれたのが、温故知新的な

    『精神を切る手術 ―― 脳に分け入る科学の歴史』  脳への介入は許されるのか? - HONZ
  • 今、おれに必要なのは脳を一発で変えるドラッグ、首をくくるロープ、よく切れる包丁、宝くじの一等、偽造した宝くじの一等! - 関内関外日記

    【送料無料】 パーソナリティ障害の診断と治療 / ナンシー・マックウィリアムズ 【】 ジャンル: ・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 心理学 > その他ショップ: HMV&BOOKS online 1号店価格: 5,184円 西洋の科学技術社会には、思考することと行動することとを中心にパーソナリティが組織化されているような人びとであふれている。理性を理想化し人間の活動を通して達成される進歩に信頼をおくのが啓蒙思想の特徴であり、これらはまだわれわれの集団心理に染みとおっている。西洋文明はアジアや第三世界の国々とは対照的に、科学的合理性と「やればできる」式の実用主義を一番といってよいほどに尊重している。多くの人々は理論的な思考や実際問題を解決する能力にもっとも価値をおいている。思考し行動することによって喜びを追い求め、そこから誇りを得ることがわれわれの社会では規範とされている

  • 人類は分裂病のおかげで賢くなったんですよ,お父さん - Nothing Upstairs

    プログラマ兼業ライター。著書に「叫ぶ! Cプログラマ」,「プログラマを笑え」その他。翻訳書に「ザ・ビルゲイツ・ジョークブック Vol.1&2」がある。 最近サボリがちの当ブログだが,こんな面白いをご紹介できるんだからホソボソとでも続けてく価値はあるよな。著者のホロビンはイギリス,オックスフォード大出身のお医者さんで,かつ医学専門雑誌「Medical Hypothesis」の創刊エディタでもある精神分裂病(この訳語,現在は「統合失調症」と呼ぶことになってるけど,書では混乱を避けるために「精神分裂病」と翻訳してる。なので以下の拙文でもこれを使います。乞うご理解)の研究者。そしてこのの要旨は……例によってとっても乱暴にかいつまんで言うと,人類がチンパンジーと共通の祖先から別れて進化する誘因となったのは,現在の我々に精神分裂病を引き起こす遺伝子の突然変異ではなかったか,というものである。

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