昆明市の学校で行われた反ネット詐欺イベント(2021年11月5日撮影、資料写真)。(c)CNS/劉冉陽 【6月24日 東方新報】中国公安部は各地の警察と連携し、通信ネットワークを悪用した全国の詐欺グループに対する集中捜査を行っている。 6月13日の公安部の発表によると、公安部は北京市、四川省(Sichuan)、湖南省(Hunan)など31省・自治区・直轄市と連携。GOIPシステムを使った犯罪グループを捜査し、約870人の容疑者を逮捕した。同時に犯罪に使った機器2390個とSIMカードやキャッシュカードなど1万8000枚を押収した。 GOIPは、GSM(携帯電話に使われているデジタル通信方式)ネットワークとVoIP(インターネット上で音声伝送を行う技術)を直接接続し、電話回線でなくデジタル回線で通話するシステム。犯罪グループは発信者や場所が特定されないよう通話し、架空の借金請求やローン詐欺な