カザフスタンで11月20日、前倒し大統領選挙が行われ、現職のカシムジョマルト・トカエフ氏が再選された。9月の憲法改正により任期は7年で、再選が禁止されたため、次期の大統領選には立候補できない(2022年9月7日記事、9月21日記事参照)。 11月21日の中央選挙管理委員会の暫定結果発表によると、投票率は69.44%(添付資料表1参照)。大統領選挙候補者6人中、トカエフ氏は得票率81.31%を獲得し、他の候補者は1桁台にとどまった(添付資料表2参照)。また、今回の選挙で採用された「誰も支持しない」票は5.8%で、トカエフ氏得票率に次いで多かった。 今回の選挙結果について、世界経済政治研究所専門家のアルマン・トクトゥシャコフ氏は「投票率が高く、国民の選挙への関心がうかがえる。現職大統領の得票率の高さは改革と安定への支持の表れだ」と述べている(ニュースサイト「ザコン.kz」11月21日)。 一方