燃料費・生活コスト急騰という危機を背景に、欧州はグリーン志向を一段と強化しているが、マドリード郊外で見られる格差は、政策担当者にとってのジレンマの拡大を浮き彫りにしている。写真は住宅の屋根に設置された太陽光パネル。マドリードの南にある富裕層が集まる地域で6日撮影(2022年 ロイター/Susana Vera) [マドリード 21日 ロイター] - 引退したエンジニアのフアン・マヌエル・コスメス・クエスタさんは、マドリード郊外の高級住宅地で暮らしている。自宅のプールサイドで、ソーラーパネルの設置を条件に国が支給する30%の補助金について熱弁を振るう。補助金はともかく、パネルのおかげで月々の電気代は半分以下になったという。