台風15号の接近で静岡県内に記録的な大雨が降ってから30日で1週間です。 静岡市清水区で発生した6万戸を超える断水は半数程度しか復旧しておらず、学校や店舗が再開できない地域もあり、生活再建をどう進めるかが課題になっています。 台風15号の接近で静岡県内では1週間前の23日の夜から翌日にかけて、線状降水帯が発生し12時間に降った雨の量は、静岡市で404.5ミリに達するなど、7つの地点で観測史上最多となりました。 この大雨で掛川市と袋井市で合わせて2人が死亡し、川根本町で1人が今も行方不明のままです。 また、66棟の住宅が全半壊や一部損壊したほか、5393棟の住宅が浸水するなど、広い範囲で被害が出ました。 静岡市清水区で発生した6万戸を超える大規模な断水は、29日までに半数程度しか復旧しておらず、依然として9000戸余りで断水し、およそ2万5000戸で飲み水としては使えない状態が続いています。