水道の民間運営スタート 効率化で料金値上げ抑制―宮城 2022年04月01日11時03分 民間運営がスタートした宮城県白石市の南部山浄水場(同県提供) 宮城県で1日、県が管理する上水道事業の民間運営がスタートした。全国初の試みで、県内35市町村のうち仙台市など25市町村への水の供給が対象。人口減少などで水道事業の経営が悪化する中、民間の技術を生かして業務を効率化し、将来の水道料金値上げを抑える狙いだ。 水道運営権売却、国が許可 全国初―宮城県 運営を担うのは、地元建設業や水処理大手など計10社で構成する特別目的会社「みずむすびマネジメントみやぎ」(仙台市)。これまで県の業務だった浄水場の運転などを20年にわたり行う。県は引き続き水道管の維持更新を担うほか、水質や同社の経営状況を監視し、適切な運転管理ができているかを確認する。 運営を民間に任せるには民営化するしかなかったが、2018年の水道