ベルギーの首都ブリュッセルにあるイラン大使館前で行われたデモで、自身の髪を切ってマフサ・アミニさん支持を表明する女性(2022年9月23日撮影)。(c)Kenzo TRIBOUILLARD / AFP 【9月24日 AFP】イランで、髪を隠すスカーフ「ヒジャブ」の着用方法が不適切だとして逮捕されたマフサ・アミニ(Mahsa Amini)さん(22)が死亡したことへの抗議デモが広まっている問題で、ノルウェー・オスロに拠点を置く人権団体イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)は23日、治安当局のデモ弾圧により少なくとも50人が死亡したことを明らかにした。 IHRによると、死者のうち6人は、北部ギラン(Gilan)州レズバーンシャフル(Rezvanshahr)で22日夜に治安部隊の銃撃を受け死亡した。一方、イラン当局の公式発表では、抗議活動が始まってからの死者数は治安部隊5人を含む17人とされている