2022年07月21日10:00 カテゴリ日本の社会経済一般 今更感の「道州制」をもう一度考えてみてもよいのかも。 道州制というのは長く薄く議論され続けてきた日本の新しい統治形態の案です。定義というほどのものはないのですが、徳島県のホームページにある「一般的には、現在の都道府県を廃止し、複数の都道府県にまたがる、新たな広域自治体として、『道』または『州』を設置するものです」というのがなんとなくつかめる全体像です。 今はこの道州制についてはほとんど盛り上がりません。理由の一つは岸田総理にあるかもしれません。それは岸田氏が自民党政調会長だった時代の2018年に党内の道州制推進本部を廃止させた本人だからです。 私がふと今更ながら道州制と思ったのはいくつかの理由があります。 1 地方の時代と言いながら地方が大きくならず、東京一極集中のスタンスは変わらない。 2 コロナ禍の際に各都道府県と厚労省、専