近年はレコード・ブームが訪れ、アナログ盤の需要が高まっていることは読者もご存じのことだろう。けれどもプレス工場は限られている。そのため大手メジャーが参入して以降、インディ・シーンやクラブ・カルチャーにとっては、なかなかヴァイナルを出しづらい状況も見受けられた。 ここへ来て朗報である。日本を代表するインディ・レーベルのひとつ、Pヴァインが新たにプレス工場を設立することを発表した。立ち上げは来春。デトロイトではジャック・ホワイトがプレス工場をオープンする例があったが、日本のインディ・シーンでは初の試みだろう。 なお、Pヴァインは同時に、デジタル分野でも新たな事業に挑戦する。ブロックチェーンとNFTの技術を用いたプロジェクトを年内に始動するとのことで、詳しくは下記プレス・リリースをご参照ください。 まもなく設立50周年を迎える株式会社Pヴァインが2つの新規事業として、アナログレコードのプレス工場