158人が死亡した韓国ソウルのイテウォン(梨泰院)で起きた群集事故で、事故現場を管轄する警察署の当時の署長が逮捕されました。事故の前後に適切な対応をとらなかったほか、みずからの対応をめぐるうその報告書の作成に関与したとして、業務上過失致死傷や虚偽公文書作成などの疑いが持たれています。 韓国メディアによりますと、逮捕されたのは、イテウォンを管轄するヨンサン(龍山)警察署の当時の署長、イ・イムジェ(李林宰)容疑者ら警察署の幹部2人です。 このうちイ前署長は、事故の前後に警察署のトップとして適切な対応をとらなかったほか、当時、みずからが実際よりも50分ほど早く現場に到着したとするうその報告書の作成に関与したとして、業務上過失致死傷や虚偽公文書作成などの疑いが持たれています。 この事故をめぐっては、事前に危険性を指摘した報告書を事故後に削除するよう指示したとして、警察の幹部2人が証拠隠滅教唆の疑い