台湾をめぐる外交政治戦争が激化している。3月9日には、ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領がこれまで中国と維持してきた国交を台湾にスイッチしようとしていることが明るみに出た。5月に大統領の任期を終える同大統領が退任直前に明かした外交アクションで、実現すれば太平洋島嶼国全体に大きなインパクトを与えるだろう。他方、これまで台湾と国交を維持してきた中米のホンジュラスは、台湾断交および中国との国交樹立を発表した。同時に台湾もホンジュラスとの断交を発表。すでに駐ホンジュラス大使の召還を行っている。さらに、3月29日に米国経由で中米のグアテマラとベリーズを訪問する台湾の蔡英文総統が、帰国時にロサンゼルスで米マッカーシー下院議長と会談するのではと欧米各紙が報じ、注目を集めている。 ワシントンのホワイトハウスでフィジーのバイニマラマ首相やソロモン諸島のソガヴァレ首相、パプアニューギニアのマラぺ首相とともに記