ローマ教皇特使が異例の訪中 「国交樹立」観測も浮上 2023年09月16日07時12分配信 モンゴルの信徒に向けて手を振るフランシスコ・ローマ教皇(手前、バチカン当局が公開)=3日、ウランバートル(EPA時事) 【北京時事】フランシスコ・ローマ教皇のウクライナ和平特使を務めるズッピ枢機卿が、中国を訪れた。公式には「中国政府高官とウクライナ問題を協議した」と説明されているが、外交関係のないバチカン(ローマ教皇庁)の特使訪中は異例。台湾と断交して中国との国交樹立に踏み切る第一歩ではないかとの見方も出ている。 教皇相手に「ファイティングポーズ」 米俳優スタローンさん―バチカン バチカンによると、枢機卿は13~15日に北京を訪問。中国政府の李輝ユーラシア事務特別代表と会談し、ウクライナ和平に向けた道を共に探ることで一致した。枢機卿は6月にウクライナとロシア、7月に米国を訪れている。 バチカンと中国