【8月3日 AFP】タイでは、新型コロナウイルスの感染者が急増する中、黄衣の上から防護服を着た僧侶らが、酸素ボンベを運び、鼻から検体を採取し、火葬場に遺体を運ぶのを手伝っている。 タイの新型コロナの累計感染者は59万7000人以上で、死者は4800人を超える。政府は感染力の高い変異株「デルタ株」による感染拡大への対応を迫られており、医療サービスは逼迫(ひっぱく)し、疲弊した経済がさらなる打撃を受けている。 バンコクのスティサラーラム(Suthi Wararam)寺院のマハープロムポン(Mahapromphong)副住職(33)は、「公共医療制度にいまも無視されている人がたくさんいる」とAFPに語った。「私たちは行き合わせた人全員の世話をする」 マハープロムポン師は先月21日から、バンコクの貧困地区で酸素ボンベや食料、衣料品を配っている他、検査用の検体採取を手伝っている。 スティサラーラム寺
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