「汚染水はなぜ流してはならないか」小出裕章講演会日時:1月21日(土)13:00~15:30会場:三春交流館まほら大ホール主催:小出裕章講演会実行委員会00:00 開会あいさつ00:40 武藤類子実行委員長あいさつ 「原発汚染水はなぜ流してはならないか 〜これまでの経過と市民の活動〜」13:25 小出裕章さん講...
岩波の『科学』4月号を読んだのだがねえ。過剰検査論の否定がトテも面白い。フクシマの被害を過小に見せかけるための「福島県の甲状腺がん多発は過剰検査の結果、原発事故のせいではない」が明確に否定されている。 過剰検査論の骨子は「過剰診断で健康上は問題にならない小さい病変まで掘り起こされた」である。小さい腫瘍は小さいままで生命に危険を及ぼすには至らないので健康問題には至らないと、彼らの多くが馬鹿にしていた「がんもどき」理論そっくりの主張をしていた。 それが「2巡目の検査でも甲状腺がんは多数発見されている」で否定されている。「一巡目で悉皆発見されたなら二巡目には少なくなっているはずである。だが、それがない。つまり甲状腺がんは多発している」といった内容である。白石草さんの「症例把握なき過剰診断論 -現実から乖離した甲状腺検査の評価」中343ページの該当部を抄訳するとこのような内容である。 もう一つは別
大雪になると立往生した車のCO中毒死の危険が叫ばれるが、はっきり言ってこの責任はメーカーにある。車の構造の問題だからだ。 そして構造的にCO中毒死し易い車の方が売れているのである。 更にちゃんとその辺りの説明が出来ずに漠然と危険性だけを叫んでいるマスコミにも問題がある。 これについて説明する。 CO中毒死の最大の危険性は通気口にある自動車のエアコンシステムには冷暖以外に内部循環と外気導入があるのはご存じと思う。 外気導入にするとバルクヘッド(運転席と前部エンジンルームの隔壁)に開いた穴のシャッターが開き、ファンを通して室内に外気が吹き込まれる。 だが出口が無ければ室内の気圧が少々高くなったところで空気は入らなくなる。 その為に出口となる通気口が必要だ。そしてこの通気口は換気の用を為すためにも室内空間のなるべく後ろ側にあった方が良い。 因みにこの通気口はドアを閉めた時の閉まりやすさにも影響す
「処理水」海洋放出へ 風評被害の対策強化|日テレNEWS24 「風評被害」というのは、日本政府と東京電力にとって実に便利な言葉です。なぜなら、汚染水の海洋放出による漁業被害に関して、汚染水の海洋放出による健康被害を憂慮する人たちを加害者に仕立て上げることで、政府と東電は加害責任を免れることができるのですから。 汚染水を「処理水」と言い換えたところで*1海洋放出する水が放射性物質に汚染されている事実は変わりません。それでも、政府と東電は「科学的には安全だ」と強弁するでしょう。しかし、経産省も認めているように*2、「ALPS処理水」には政府が安全だと主張する*3トリチウム以外の放射性物質が含まれています。それゆえ、政府と東電が「科学的には安全だ」と言ったところで、ストロンチウム90などによる健康被害への懸念は払拭されません*4。また、政府は五輪招致のプレゼンテーションで当時の首相が「汚染水は福
33. 早野龍五氏の「科学的」(2021/4/12。4/13追記、修正) 早野龍五氏が 2/25 に 『「科学的」は武器になる』なるタイトルの著書を上 梓しました。構成担当として石戸諭氏の名前もみえます。 ここでは、まず、早野氏がいわゆる宮崎早野論文問題についてこの本でどのよ うな主張をしているか、ということだけを議論します。他にも数多くの問題が ありますが、それはまた別に論じることにします。問題の箇所は192ページの 最終行から196ページの最初の行までの3ページ強です。最初からみていきます。 論文といえば、僕は、自分も共著者になった論文について、内容の間違いを 指摘されました。伊達市から提供を受けた市民の計測データについて、分析 の計算式に誤りがあり、さらにデータが市民の許可を得ずに提供されていた という指摘を受けたのです。(192-193ページ) まず、「指摘」は「内容の間違い」では
■この件はこのブログで触れる予定ではなかったのですが,インターネット上のとある場所に書き込みがあり,思うところがあって記事を書きました. ■東日本大震災に伴う福島第一原発事故においてはインターネット上で様々な情報が飛び交っているのは御承知の通りで,その中にはデマが多数混じっていること,これらのデマに便乗して活動している学者がいることも事実です.その上で,とりわけ注目されている小児の甲状腺の問題はこの4年間で多数のデータ報告が出てきました.放射能の影響がどの程度あるのか,今後も見ていく必要がありますが,少なくともデータを客観的かつ公平にバイアスなく解析・考察する必要性がでてきます. ■そのような中,先日,岡山大学の津田敏秀先生の論文がEpidemiology誌にpublishされました.甲状腺癌の推移のモニタリングは今後も必要であり,データを解析しようとした津田先生の姿勢は,内容の妥当性は別
原発や放射線関連の話題をブログで触れると面倒なことになるのでこの記事はメルマガに書こうと思ったが、社会的な意義を考えてやっぱりブログに書くことにした。 先日、琉球大学のグループにより、福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質の影響によりヤマトシジミというチョウに奇形が生じている、という旨の研究結果が報告された。 チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か−琉球大: 時事ドットコム The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly: Scientific Reports 時事ドットコムのニュース記事にでていた以下の研究者のコメントには激しい違和感を覚えざるをえない。 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは
横田県議の続報。県議会に示された当局の資料でも、県内処理は、十分実行可能であることが明確になつたとのこと。「膨大な時間と多額の運送費が懸かることになります。それほどまでして、放射能を全国に拡散すべきではありません」とメッセージ。 「復興のためにがれき受け入れを」と思っている人も包みこみ、力を結集するしなやかな運動を・・・と思う。 《追記》 がれき処理は巨額事業。宮古の処理単価1トン16,300円、東京都の広域処理は59,000円。広域処理分162万トンではその差約700億円(新潟県試算)。 《追記6/7》 【北九州市へのガレキ 輸送費80トンで1400万円】 【『放射能100Bg/kg以上の宮城の瓦礫』を『広域処理』する必要性は無くなる方向が鮮明になりました・・・5/25】 本丸は、ここ! 【「策定会議」紛糾 原子力政策の「根本問題」は政財官学癒着 2012.5】 【『放射能100Bg/k
どのようなシュミレーションを講じても避難区域は、除染後も厳格な放射線管理が必要な生活を余儀なくされることが判明した。野田政権はこれでも多額の税金を投入し除染を行い安全とは言えないまま帰還を促すと言うのか。 放射能除染という巨額の利権ビジネスが蔓延っているため、たとえ放射能により新たな被曝者を生み出すリスクがあろうと否が応にも除染まず有りきで国民の生命を守ることが疎かになっていると言わざるを得ない。 [27日 NHK]除染モデル事業 効果まちまち 放射線量が高い福島県の避難区域で、放射性物質を取り除く除染の効果的な方法を探ろうと、国が進めているモデル事業の結果が公表され、宅地や森林などそれぞれの場所で一定の効果は見られる一方で、方法によっては効果が少ないケースもあり、国では効果を検証したうえで夏からの本格除染につなげたいとしています。 福島県の警戒区域と計画的避難区域は、国が直接、除染を行う
●原発推進派・原子力村の多人数(合計112名)の連名による「NHK総合テレビ 追跡!真相ファイル番組(2011 年12 月28 日放映)「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」への抗議と要望について」http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/snw/media_open/document/nhk_kougi120112.pdfという文書がネット上に掲載された。 ●この文書の内容について、東大アイソトープ研究所所長の児玉龍彦氏の国会発言での「満身の怒り」との関係、特に疫学の取り扱いと、子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められること、についてのツイートを中心にしたまとめ。 ■まとめの末尾にツイート中に引用された文献やリンクの抄録を添付しました。 続きを読む
原発事故以来、様々な食事療法やサプリメント摂取が 被曝対策として有効であるという情報が流れています。 例えば: 味噌と玄米で被曝に勝つ! この時期には砂糖はやめておきましょう。 スピルリナがいいらしい。 ペクチンで放射性物質の排出を。・・・・など。 それらの多くが医学的にはっきりとした根拠は判明せず、 エビデンスも不明確なものですが、ネットではそれらの情報に 従って自分や家族の食生活をコントロールし、ご自身なりの 被曝対策とされている方もいらっしゃるようです。 いろいろな被曝対策をしているのにそれでも体調が悪い。 「これは被曝のせいでは?」と思いがち。 でも本当に原因はそれだけなのでしょうか? という視点から、つぶやき→まとめを作った方がいらっしゃいました。 「放射線対策で栄養失調になってる子がいやしないか?のあれこれ」 [:http://togetter.com/li/233716] 被
堀田昌寛@QEnergyTeleport東北大学助教(量子基礎論、量子測定理論)による、早川由紀夫群馬大学教授(火山学)作成、放射能汚染地図への見解 :堀田昌寛東北大学助教(量子基礎論、量子測定理論) http://www.tuhep.phys.tohoku.ac.jp/profile/hotta.html :早川由紀夫群馬大学教授(火山学) 続きを読む
2011年5月23日参議院行政監視委員会における小出裕章氏の発言の文字おこしです。委員会の冒頭での発言です。エネルギー政策としての問題点、高速増殖炉が絶対にできない理由、福島原発事故の政府の不適当な対応、もんじゅに1兆円つぎ込んだ責任者は詐欺罪として1万年の刑期に相当するなど、舌鋒鋭く鮮やかに原子力政策を否定しています。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=260093&page=3&id=62504878 (文字おこし、始め) 「今日はこれまで原子力をすすめてきた行政に一言いいたいと思ってうかがいました。私は原子力に夢を持って原子核工学科に入った人間です。なぜそうなったかというと原子力こそ未来のエネルギー源だと思ったからです。原子力は無尽蔵にあるが、石炭や石油は枯渇してしまうから将来は原子力だと信じて入ったのです。」 「しかし、入ってみて分かったのは原子
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