インターネット中心の選挙を展開し、一部の方からは大きな期待が寄せられた都知事選候補・家入一真さんの選挙キャンペーン。ふたを開けてみると、あてにしていた若者も多くは舛添さんや田母神さんなどに投票し、約9万票の得票にとどまってしまいました。 ただ、それまで原発賛成か反対かに争点が絞られてどこか置いてきぼり感を食らっていた人たちの間に、限定的であれ、「自分も選挙で盛り上がれる」「政治に参加できる」という空気を生み出したことは、大いに評価されるべきだと思います。 僕がなかでも注目したいのが、「#ぼくらの政策」という取り組みです。「声なき声」も含めた多くの方の声を集めて政策をつくる試み自体は、今後さらに重要になると思います。家入さんは、選挙期間中の短期間に、オンライン上で3万超の政策アイディアを公募し、専門家などの力を借りて120の公約にまとめました。この取り組みはネット選挙らしい取り組みとして紹介