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  • ロシア、軍事パレード中止で損耗隠蔽か 9日に対独戦勝記念日

    9日に予定される戦勝記念日の軍事パレードのリハーサルに参加した装甲車=7日、モスクワ中心部(タス=共同) ロシアは9日、第二次大戦の対ドイツ戦勝記念日を迎える。ウクライナ侵略を続ける中、首都モスクワなど各地で行われる恒例の軍事パレードは今年、少なくとも20都市以上で中止が決定されたと伝えられる。3日に起きたクレムリン(露大統領府)への無人機攻撃などを踏まえた安全対策が理由とされる一方、侵略による人員や兵器の損耗を隠すためだとの見方も出ている。 プーチン大統領は当日、モスクワで行われる式典で演説する予定。軍事パレードとともに国民の愛国心を鼓舞し、団結を内外に誇示する機会としたい思惑だ。 ショイグ国防相が3月に説明したところでは、モスクワ中心部の「赤の広場」での軍事パレードには軍人1万人超と戦車など125の地上兵器が参加する予定だ。将兵1万2千人と190の兵器が参加したウクライナ侵略前の202

    ロシア、軍事パレード中止で損耗隠蔽か 9日に対独戦勝記念日
  • ウクライナの子供連れ去り 困難な救出活動 露の洗脳浮き彫りに

    1月6日、ウクライナ西部リビウで、ウクライナの伝統衣装を着て正教会のクリスマスを祝う子供たち(ロイター) 【キーウ=渡辺浩生】ロシアウクライナの占領地から子供を連れ去っている問題で、ウクライナの非政府組織「セーブ・ウクライナ」が4月、31人の子供をウクライナの家族のもとに連れ戻すことに成功した。救出活動は困難を極める。子供を「洗脳」し、侵略や連れ去りを正当化するロシア側のさまざまな工作も浮き彫りになっている。 ウクライナのデータによると、ロシアによる昨年2月の侵略後、約1万9000人の子供がロシアや併合したクリミアに連れ去られた。米エール大は約6000人と見積もる。国際刑事裁判所(ICC)は戦争犯罪としてプーチン露大統領らに逮捕状を出した。 ウクライナ元大統領直属の子供問題行政監察官で、セーブ・ウクライナ創設者のミコラ・クレバ氏は記者会見で、4月8日に到着した31人を含め、95人を取り戻

    ウクライナの子供連れ去り 困難な救出活動 露の洗脳浮き彫りに
  • ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 露軍の敗北にも言及

    ロシアによるウクライナ侵略で、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は14日、「プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だ」とする声明を交流サイト(SNS)上で発表した。同氏はまた、露軍は「東部ドネツク州全域の制圧」とする主目標を達成できそうもない上、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告した。 ワグネルの部隊は最激戦地の東部ドネツク州バフムトを巡る攻防で露軍側の主力を担当。プリゴジン氏は、露軍側の戦力低下を認識し、作戦の終結を求めた可能性がある。ただ、プーチン政権は「軍事作戦は目標達成まで続ける」としており、現時点で停戦に動く可能性は低いとみられる。 プリゴジン氏は声明で、ロシアウクライナ領の重要地域を占領し、露土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したと指摘。侵攻開始から1年に当たる今年2月24日時点の前線を

    ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 露軍の敗北にも言及
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/04/17
    “ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したと指摘。侵攻開始から1年に当たる今年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだ
  • 【WBC】強化試合で大谷翔平が披露 「コショウひきパフォーマンス」の意味

    野球の国・地域別対抗戦の第5回「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、6日に行われた阪神との壮行試合で2塁打を放った日本代表の大谷翔平選手(エンゼルス)。その大谷が塁打を放った際に見せたパフォーマンスが、会員制交流サイト(SNS)で話題を呼んでいる。「ペッパー・グラインダー」と呼ばれるコショウをひくようなパフォーマンスは、この試合で2安打をマークしたラーズ・ヌートバー外野手が所属するカージナルスで昨シーズンから流行。侍ジャパンでも、ペッパー・グラインダーがチームに一体感をもたらしている。 「当にいい雰囲気」ツイッターでも好評6日の阪神戦から日本代表での実戦初参加となった大谷とヌートバーが、大リーガーとしての領をさっそく発揮した。 「3番・指名打者」で先発出場した大谷は、三回の第2打席でフォークボールにタイミングを外されてグラウンドに膝をつきながらも、中堅右へ3ラン。さら

    【WBC】強化試合で大谷翔平が披露 「コショウひきパフォーマンス」の意味
  • クリミア攻撃なら核反撃も ロシア前大統領が警告

    ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は4日、2014年にロシアが併合したクリミア半島がウクライナから長距離兵器で攻撃された場合は核兵器を含むあらゆる手段で報復すると警告した。タス通信などが伝えた。 メドベージェフ氏はロシア人記者の質問に文書で回答。クリミアなど「ロシアの深奥部」が攻撃されれば「軍事ドクトリンに書かれている核戦力を含め、あらゆる兵器を使う。報復は速く、厳しいものになる」とし、核使用を辞さない考えを明確にした。 ウクライナによるクリミア奪還の試みはロシアを交渉に向かわせるどころか「残りのウクライナの地は復讐で燃えあがるだろう」と主張。「そんなことを考えるのはホワイトハウスや米議会に大勢いる不道徳な連中だけだ」と述べ、ウクライナへの追加支援としてクリミア攻撃が可能とされる長射程ロケット弾「GLSDB」供与を発表した米側を非難した。(共同)

    クリミア攻撃なら核反撃も ロシア前大統領が警告
  • 元スター選手の共和党候補にスキャンダル 「中絶反対」なのに強要? 米中間選挙

    【ワシントン=大内清】11月8日に迫った米中間選挙で、激戦の南部ジョージア州で連邦上院の議席を争う共和党の黒人候補、ハーシェル・ウォーカー氏(60)が、交際女性に人工妊娠中絶を行うよう求めて費用を支払っていたなどとするスキャンダルが明らかになり、同州の勝敗への影響に注目が集まっている。米プロフットボール(NFL)の元スター選手である同氏は、擁立段階からトランプ前大統領の全面的な支持を受けており、敗れれば中間選挙を通じて党内での勢力拡大を図るトランプ氏への打撃ともなる。 スキャンダルはネットメディア「デーリービースト」が今月初めに報じ、大手紙ニューヨーク・タイムズなどが相次ぎ追随。それらによるとウォーカー氏は2009年、当時交際していた女性に小切手で中絶費用を支払った。同氏は約2年後、女性が再び妊娠した際も中絶を求めたが、女性は拒絶し出産を選択した。 選挙戦で「中絶反対」や「家族の価値」を主

    元スター選手の共和党候補にスキャンダル 「中絶反対」なのに強要? 米中間選挙
  • 【英女王死去】「また会える」 エリザベス女王が国民を励ましてきた言葉

    8日に死去したエリザベス女王は約70年の在位中、国民を励まし、世界の国々との親善に尽力してきた。広く慕われてきた女王の言葉を振り返る。 「新しい環境で暮らすあなた方へ心からの同情を送るとともに、あなた方を受け入れてくれた思いやりある人々に感謝したい」 (1940年10月13日、第二次大戦で両親などと離れ海外へ避難した子供たちに向けたラジオ演説) 「見知らぬ人々が列となり、腕を組んでホワイトホール(ロンドン中心部の官庁街)を歩いていたのを覚えている。誰もが幸福と安堵の気持ちにあふれていた」 (1985年にBBCのインタビューで、欧州戦線勝利=1945年5月8日=のことを振り返って) 「生涯を通じて全身全霊、国民の信頼に値するよう努力する」 (1953年6月2日、戴冠式後に国民へ向けてラジオ放送) 「私たちの訪日は、日英両国の長い交流の歴史を象徴するものです」 (1975年5月8日、初来日の宮

    【英女王死去】「また会える」 エリザベス女王が国民を励ましてきた言葉
  • トランプ氏が行わなかったオバマ夫妻の肖像画除幕式、バイデン氏が開催

    【ワシントン=渡辺浩生】ホワイトハウスで7日、民主党のオバマ元大統領(任期2009~17年)とミシェル・オバマ元大統領夫人の公式肖像画を披露する除幕式がバイデン大統領の主催で開かれ、オバマ夫、当時の政権スタッフらが出席した。 ホワイトハウス内には歴代大統領の公式肖像画が展示されており、慣習的に現職の大統領が在任中に、前任者を招いて除幕式を行ってきた。 近年はクリントン氏が前任の父ブッシュ氏、息子ブッシュ氏がクリントン氏、オバマ氏がブッシュ氏の肖像画をそれぞれ披露し、民主・共和の所属政党の違いにかかわらず安定した政権の継承を象徴する儀式だった。しかし、トランプ前大統領は前例を破って前任のオバマ氏の肖像画の除幕式を行わず、結果的にオバマ氏の副大統領だったバイデン氏がオバマ夫を招く異例の式典となった。 オバマ氏は、中間選挙でそのトランプ氏が強い影響力を保つ共和党に対し「民主主義を守る戦い」を

    トランプ氏が行わなかったオバマ夫妻の肖像画除幕式、バイデン氏が開催
  • バイデンVSトランプ 米中間選挙で激しい応酬

    【ワシントン=坂一之】米国のバイデン大統領(民主党)は祝日「労働者の日」の5日、11月の中間選挙に向けトランプ前大統領(共和党)が2日前に支持者集会を開いた東部ペンシルベニア州などに乗り込んで演説し、トランプ氏らによって米国の「民主主義は危機にひんしている」と糾弾、民主党支持を訴えた。トランプ氏もバイデン氏批判を展開していて、現職と前大統領による非難合戦が激しさを増している。 バイデン氏は5日、中間選挙で重視される中西部ウィスコンシン州とペンシルベニア州を相次いで訪問。ウィスコンシン州では、過激なトランプ氏の支持者らを同氏のスローガン「米国を再び偉大に」の頭文字を使った呼び名「MAGA(マガ)」や、「極右」「トランピー」などとなじり批判した。 トランプ支持者とみられる聴衆が演説中に騒ぐと、「誰にでも愚か者になる権利はある」と応戦した。 バイデン氏は夏休み明けの先月25日から格スタートさ

    バイデンVSトランプ 米中間選挙で激しい応酬
  • <独自>「安倍氏襲えば家庭連合に非難」と供述 容疑者母親の献金は1億円超か

    自民党の安倍晋三元首相(67)が8日、奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が、母親が入信していた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関連し、「自分が安倍氏を襲えば、家庭連合に非難が集まると思った」という趣旨の供述をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。 山上容疑者は「母親が家庭連合に多額の寄付をし、家庭がめちゃくちゃになった」とも供述。母親は平成10年ごろに入信してから多額の献金を重ねていたとみられ、捜査関係者によると、総額は1億円以上だという情報もある。奈良県警は山上容疑者が長年にわたって家庭連合への強い恨みを募らせていたとみて、母親と家庭連合の関係についても詳しく調べる。 母親は14年8月に破産しており、家庭連合は11日の会見で、破産は把握していたとした上で、献金の状況については「差し控える」としていた。 一

    <独自>「安倍氏襲えば家庭連合に非難」と供述 容疑者母親の献金は1億円超か
  • 【話の肖像画】元通産事務次官・小長啓一(2)毎朝7紙読み角栄さんの家へ(1/2ページ)

    〈昭和28年、地元の岡山大を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入った〉 昭和24年、学制改革で新制大学が発足するにあたり、私が通っていた旧制第六高校(岡山市)の同級生の多くは東京大などに進みました。私は地元に残り、新設された岡山大に入りましたが、就職活動は困った。1期生ですから大学の先輩がいないし、コネもない。自分の力で道を開けるのは国家公務員試験と司法試験しかないと思って猛勉強し、幸い両方合格できたんです。 当時は高度経済成長前夜でした。「先の戦争は、日が石油を押さえられて軍部が突っ走ったために起きた。今後、資源のない日が世界で生き残っていくためには貿易立国しかない」と思い、通産省の門をたたきました。37年に配属された企業局企業第一課では、産業の国際競争力強化を官民協調により図る「特定産業振興臨時措置法案」に関わり、公明党への法案説明などに奔走しました。城山三郎さんの小説「官僚たち

    【話の肖像画】元通産事務次官・小長啓一(2)毎朝7紙読み角栄さんの家へ(1/2ページ)
  • 【話の肖像画プレミアム】山東昭子(73)=参院議員=田中角栄から「政治をやらないか」とたたみかけられ…(1/7ページ)

    政治には「信頼」と「感性」必要 〈4月に大島理森衆院議長から自民党「番町政策研究所」(現山東派)の会長職を譲り受け、党史上初の女性の派閥領袖(りょうしゅう)となった〉 派閥領袖の大切な仕事は、所属議員を当選させること。最近は個性の少ない「サラリーマン議員」が目立ちます。私を政界に導いた田中角栄元首相の時代は、たくましく、骨がある政治家が多かったですね。当落ばかりを考える政治家は、国家のために行動できないと思います。 〈芸能界から政界に入り「タレント議員のはしり」といわれるが、政治家としては骨太な人生を歩んだ。平成23年には尖閣諸島(沖縄県石垣市)を購入しようとした石原慎太郎東京都知事(当時)と地権者との仲介にも関わった〉 知り合いだった地権者と慎太郎さんを私の自宅に呼び、密談しました。慎太郎さんは「都で買っちゃうからいい。都幹部は、50億円までなら大丈夫と言ったから」と。地権者も「中国人や

    【話の肖像画プレミアム】山東昭子(73)=参院議員=田中角栄から「政治をやらないか」とたたみかけられ…(1/7ページ)
  • ドイツ ウクライナ軍事支援、口先だけ? 「大型兵器届かず」と大使が不満

    【パリ=三井美奈】ドイツウクライナに供与を約束した大型兵器が現地に届いていないとして、ウクライナ側が強い不満を示している。 ウクライナのメルニク駐独大使は10日、民放ラジオのインタビューで、ドイツからの軍事支援について、「ミサイル発射装置、榴弾砲、歩兵戦闘車や戦車といった大型兵器は、ウクライナ側に全く引き渡されていない」と述べた。現地に届いたのは、携帯式の防空ミサイルや地雷、機関銃などだけだと明かし、「ドイツでは政治家の発言と、実際の行動には大きな格差がある」と批判した。 ドイツは4月末、ウクライナへの軍事支援としてゲパルト自走砲50台の供与を決定。その後、自走榴弾砲「パンツァーハウビッツェ2000」7台の供与も発表した。しかし、独紙ウェルトは、5月末までにドイツからウクライナに武器が届いたのは2度で、いずれも対戦車地雷などの小型兵器だったと報じており、引き渡しの遅れがドイツ国内でも問題

    ドイツ ウクライナ軍事支援、口先だけ? 「大型兵器届かず」と大使が不満
  • 「終結のあり方」でEU亀裂鮮明 ウクライナ戦争

    【パリ=三井美奈】ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で、欧州連合(EU)内の対立が鮮明になってきた。フランス、ドイツ、イタリアの西欧3カ国が「一刻も早い停戦」を目指してプーチン露大統領と対話を再開し、対露強硬派のポーランドやバルト諸国は一斉に反発した。根底には、欧州の安全保障をめぐる考え方の違いがある。 EUは2月以降、ウクライナ支援や対露制裁で歩調を合わせてきた。だが、ウクライナ東部で露軍が攻勢を強めると、「戦争終結のあり方」をめぐって対立が深まった。 マクロン仏大統領は5月初め、約1カ月ぶりにプーチン氏と電話会談した。ショルツ独首相も電話でプーチン氏と話し、28日には3者会談を行った。マクロン氏は「まず停戦。それが、和平に向けた交渉への道」と訴える。 仏独と呼応するように、イタリアは5月、国連のグテレス事務総長に和平案を提出した。伊紙レプブリカによると、▽戦闘停止と非武装地帯の設置▽ロ

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  • 東部で攻防続く 露軍、橋を破壊 渡河作戦、再び失敗か

    ウクライナ侵攻で、東部ルガンスク州のガイダイ知事は22日、ロシア軍が同州のセベロドネツク市に4方向から侵入を図ったが、ウクライナ軍が撃退したと発表した。ガイダイ氏は21日には露軍が同市とリシチャンスク間の橋を破壊したと発表。露軍は両市を孤立させ、ウクライナ軍の防衛を困難にする狙いだとみられるが、ガイダイ氏は両市間の連結は維持されているとした。 ウクライナのゼレンスキー大統領は21日のビデオ声明で、東部ドンバス地域(ルガンスク州とドネツク州)の状況は「非常に厳しい」としつつ、侵攻前の状況に戻せば「勝利」との認識を示し、反攻に自信をみせた。 ガイダイ氏は露軍が同州全域の制圧に「全力を注いでいる」と指摘する一方、ウクライナ側は同州の10%をなお保持し、露軍の前進を阻止しているとした。 露軍はここ数週間、セベロドネツクやリシチャンスクに攻勢を継続。ただ、米英の国防当局は露軍がわずかな前進にとどまっ

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  • 安倍首相、出席見送りへ 露の対独戦勝70年記念式典(1/2ページ)

    安倍晋三首相は、5月9日にモスクワで開かれる対独戦勝70周年記念式典について、ロシアの招待を断り、出席を見送る方向で調整に入った。政府関係者が29日、明らかにした。当時のソ連が70年前に日ソ中立条約を一方的に破棄して北方四島を不法占拠し、今も不法占拠が続いている上、約60万人とされる日人のシベリア抑留問題も未解決であることを踏まえ、欠席するのが妥当との判断に傾いた。 対独戦勝70周年記念式典については、ロシア政府から昨年、安倍首相宛ての招待状が届いた。 10年前の対独戦勝60周年記念式典は、第二次大戦の戦勝国と敗戦国の首脳が「追悼と和解」の旗の下に参集し、小泉純一郎首相やブッシュ米大統領、胡錦濤中国国家主席、独ソ戦の当事国であるドイツのシュレーダー首相(いずれも当時)らが出席した。 今回の式典については、安倍首相が出席すれば、ロシアとの間で合意されているプーチン大統領の年内来日実現に向け

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  • 「20分後に殺しに来る」 ウクライナ首都近郊・ブチャ在住の夫妻、露軍兵の恐怖証言

    「これは戦争ではなく、ジェノサイド(民族大虐殺)だ」。ロシア軍が撤退したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなどで多数の民間人が犠牲になったことが判明し、国際社会に衝撃と非難の声が広がっている。日に住むウクライナ人女性は「あまりにひどく、言葉もない。今明らかになっている露軍の残虐な行為は、氷山の一角だ」と憤った。 「あと20分後に殺しに来る。逃げるなら今だぞ」。露軍の若い兵士は、一般市民の家にいきなり押し入り、声を張り上げた-。 4日、産経新聞の取材に応じたウクライナ出身の会社員、木岡ユリヤさん(33)=大阪市=は、ブチャ近くの一軒家に住む親戚から聞いた証言をこう説明した。 ユリヤさんによると、親戚夫ロシアの侵攻後、激しい露軍からの砲撃から逃れるため、自宅の地下室での生活を余儀なくされていた。 侵攻から約1週間。次第にひどくなる砲撃や発砲音におびえながら過ごしていたところ、突

    「20分後に殺しに来る」 ウクライナ首都近郊・ブチャ在住の夫妻、露軍兵の恐怖証言
  • ロシア、侵攻で進むインフレ 反戦デモは下火に

    ロシアではインフレが進む一方、瓶詰や砂糖など長期保存できる品の品薄も目立ち始めている=3月18日、モスクワ ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻から1カ月。ロシア国内ではインフレが進み、品や日用品の物価が高騰している。通貨安や欧米企業の撤退で、国民所得の減少や失業者の増加も確実だ。国民が生活水準の悪化に直面する一方、反戦デモは下火となった。専門家によると、経済の先行き不安が、拘束されて職やキャリアを失いかねないデモへの参加を思いとどまらせているという。 「仕入れがどうなるか分からないので、値上げに踏み切った」 3月下旬、モスクワにあるアジア材店の男性社員はそう話した。商品棚には値札のない商品も。露通貨ルーブルは侵攻後、対ドルで一時40%下落し、その後も激しく変動している。そのたびに頻繁に値段を変えるため、値札を付け替える暇がないのだという。 モスクワのスーパーでは、砂糖や小麦の売

    ロシア、侵攻で進むインフレ 反戦デモは下火に
  • クリミア半島「露主権」に国民投票 ゼレンスキー氏、一定の譲歩示唆

    ロシアによるウクライナ侵攻で、同国のゼレンスキー大統領は21日、停戦交渉でロシアが要求している東部の親露派地域の「独立」の承認や、2014年にロシアが一方的に併合した南部クリミア半島への露主権の承認について、国民投票で是非を問う可能性に言及した。ゼレンスキー氏は従来、領土問題では譲歩しない立場を示してきたが、方針の変更を示唆した形だ。 ウクライナ公共テレビのインタビューでの発言を同国メディアが伝えた。ゼレンスキー氏は国民投票を行う場合、ウクライナの「中立化」を念頭に置いた米欧諸国によるウクライナの安全の保証や、親露派地域の独立、クリミアの主権問題が議題となると指摘した。 「私は国民とともに歩むのであれば、どこにでも行く準備がある」と述べ、国民投票の結果次第では領土問題などでロシアに妥協する可能性も示唆した。 一方、21日、「露大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダが露国防省の情報として露軍986

    クリミア半島「露主権」に国民投票 ゼレンスキー氏、一定の譲歩示唆
  • 低い重症化率でも医療逼迫の恐れ オミクロン株

    「感染しても軽症」との楽観論もある新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」だが、感染動向について、医療関係者や専門家らは慎重姿勢を崩さない。国内外で確認された患者では軽症者が多いが、その感染力の強さから、かつてない感染者の増加に伴って重症者の絶対数も増え、医療逼迫(ひっぱく)につながる懸念があるためだ。コロナ治療を担う現場の医師は「現状の感染は若者が中心。中高年に感染が拡大してから1、2週間経過しなければ分からない」と重症化の見極めに神経をとがらせている。 「海外、国内の患者をみても軽症者が多い。ただ、感染が高齢者や重症化リスクのある人に広がる局面に入ると、入院や重症が増加する可能性がある」。厚生労働省に対策を助言する専門家組織の脇田隆字・国立感染症研究所長は6日、会合後の会見で強調した。 厚労省のまとめでは、5日時点でオミクロン株感染者の陽性判明時の症状は192人中191人が軽症で、

    低い重症化率でも医療逼迫の恐れ オミクロン株