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ブックマーク / withnews.jp (67)

  • 命の危険につながるトイレ問題 備えは「3日で1人15個」の携帯トイレ

    仮設トイレのデメリットは 今後の備えは 1日に発生した能登半島地震によって、被災地の避難所や断水している自宅で生活を送る人たちにとって「トイレ問題」は深刻だといいます。災害時の課題や対策、備えについて、日トイレ研究所に聞きました。 感染症のリスクも 1日に発生した能登半島地震によって、停電や断水が続いている地域がまだ多くあります。水が流れずトイレが使えない、という厳しい状況になっています。災害時のトイレ問題について、日トイレ研究所代表の加藤篤さんに聞きました。 加藤さんはトイレ問題を「設備的な問題としてではなく、命に関わる緊急の課題として位置づけることが必要です」と話します。 不衛生なトイレを使うことで感染症のリスクが高まり、多くの被災者が避難する避難所ではより深刻な集団感染につながる恐れもあります。 また、被災者が水分摂取を控えようとすることが、脱水症やエコノミークラス症候群(同じ姿

    命の危険につながるトイレ問題 備えは「3日で1人15個」の携帯トイレ
  • テコでも動かない息子が…「好き」活かした〝子鉄育児〟の学びが深い

    「吊革効きすぎてびびっとる」感嘆する母 「嫌なことも気が乗るとやる気を見せる」 まっすぐな情熱を家族一丸となって応援 子育て中、悩ましい場面の一つが、わが子が思うように移動してくれないときでしょう。お出かけや入浴の際などに、声をかけても返事がない……。そんな状況で効果を発揮するかもしれないアイデアが、ツイッター上で話題です。今すぐまねしたくなる、「好き」を活かした対応策を考えた母親に、話を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 「吊革効きすぎてびびっとる」感嘆する母 8月30日、一枚の写真がツイートされました。 写っているのは、建物内の廊下と思わしき場所で、列車のつり革を持つ親子の手です。つり革は、輪の表面がやや黒ずみ、年季を感じさせます。 そして写真に、こんな文章が添えられているのです。

    テコでも動かない息子が…「好き」活かした〝子鉄育児〟の学びが深い
  • 「絶妙に異界感」「現実味が狂う」ドラマで話題、実在の〝3本の塔〟

    NHKドラマ『17才の帝国』で作中に度々登場し、物語の象徴とも言える“3の塔”が、実在するものであることがネット上で話題を呼んでいます。実はこれ、太平洋戦争で「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」の暗号電文を中継したとされる「旧佐世保無線電信所」(針尾送信所)。2022年に完成から100年を迎えたこの施設について、長崎県と長崎県観光連盟に話を聞きました。(withnews編集部・朽木誠一郎) 6月4日に最終回を迎えたNHKドラマ『17才の帝国』。作中では3の巨大な塔が象徴的に度々、登場します。この塔がCGや合成でなく、実在するものであることに、ネットでは「絶妙に異界感」「現実味が狂う」など、驚きの声が多く聞かれました。 ロケ地として選ばれたのは、長崎県佐世保市。そして“3の塔”とは、太平洋戦争で真珠湾攻撃を命じる「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」の暗号電文を中継したとされる、同市の「旧佐世保

    「絶妙に異界感」「現実味が狂う」ドラマで話題、実在の〝3本の塔〟
  • 「絵本は良いもの」じゃない 〝泣ける〟狙われてるのは大人かも?

    子どもを「嫌い」にするのは ヨシタケシンスケさんがウケた理由 「ウケる」と「泣ける」にご用心 書店や図書館には様々な絵が並んでいます。どんな絵を選べば良いのか、なかなか悩むところ。SNSでは「新刊は危ない」という投稿が話題になりました。大人ウケを狙った絵が増えてるって、当? 長年、絵を研究してきた専門家に聞いてみました。 広松由希子さん 絵評論家・作家。出版社での勤務、「ちひろ美術館」の学芸員などを経て、独立。著書に、「日の絵 100年100人100冊」(玉川大学出版部)などがある。 「絵は大事」? ――私は3歳児の母です。第一子なので子育ての勝手が分からず、とにかく、子どもにとって”良い”ことをしてあげないと、と思ってきました。そんな中で、「0歳のころから読み聞かせると良い」と聞いて、何に”良い”かもよく分からないまま、「脳を刺激する」とうたわれる絵を毎朝読む……み

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  • 育児で「時短」の男性記者、4時退社で感じた「男は仕事」の〝呪縛〟

    ※クリックすると特集ページ(朝日新聞デジタル)に移ります。 男性の育休が注目されています。記者の私(39)も昨年、息子(1)の育児のため、5カ月の育休をとりました。ただ、それで育児が終わるわけではありません。今春からが働き始めることになり、私は育児をメインで担うため短時間勤務をとりました。育休中もいろんな悩みがありましたが、時短勤務にはまた別のしんどさを感じています。記者の体験を通じて、仕事育児の両立のための男女の役割分担について考えます。(朝日新聞記者・玉置太郎) 夕方に退社する気まずさ 午後4時、私はできるだけ静かに、オフィスの卓上をかたづけ始めます。周りでは、同僚の記者たちが忙しそうに電話をかけたり、原稿を書いたりしています。 こんな時間に帰るのか――。自分の内なる声が聞こえ、同僚へのえも言えない後ろめたさが頭をもたげます。 それでも5時までに、息子を保育園へ迎えにいかなければな

    育児で「時短」の男性記者、4時退社で感じた「男は仕事」の〝呪縛〟
  • 学校に行っていない我が子「かわいいと思えない」行政も頼れず…

    「休みたい」の訴え、忘れ物も増えたGW明け ネットで調べた「不登校 相談」 楽しく過ごす息子を見て「わだかまりはゼロ」 「最初の頃は、『家にいても学校と同じことをしよう』と張り切っていました」。 1年前のGW明け、女性の長男は学校を休みがちになりました。「GW明けは新しい環境で頑張った糸が切れてしまうタイミング。親子で悩む中で、楽に過ごせる方法がみつかるはず」と振り返ります。手探りだった1年前から、様々なサポートにつながり、現在にいたるまでを聞きました。 「休みたい」の訴え、忘れ物も増えたGW明け 始まりは1年前のGW明けでした。 現在小学2年生になった長男は、4月の入学式から約1カ月後のGW明けから「(平日のうち)週に1回は休みたい」から始まり、「週に2回は休みたい」と言うように。 「かんしゃく」もひどく、「キーって声を出したり、宿題をぐちゃぐちゃにしたり、物を投げたりしていました」。

    学校に行っていない我が子「かわいいと思えない」行政も頼れず…
  • 子連れで恐る恐るファミレスへ「あの、お客様…」次の瞬間、号泣

    物語は、まだ乳児の息子を抱きかかえる母親が、買い物に出かける場面から始まります。 冒頭、げっそりとした表情を見せる母親。仕事が多忙を極め、勤め先に泊まり込む夫の状況や、離乳を一日3回作らなければならないことなど、悩みの種が多かったからです。 「買い物来ちゃったけど おなかすいた…」「離乳とミルクで手一杯で 自分の朝昼ごはんべるの忘れてた…」 胸元で眠る息子の姿を見て、母親はなじみのファミリーレストランに入ります。座敷席に案内された後、座布団の上に、そっとわが子を寝かせました。安らかに寝息をたてる様子に、一安心です。 そして、久しぶりに注文した定に口をつけると「うっっっま」。自分の暮らしを二の次に、育児に時間を割いてきたこともあり、思わず舌鼓を打ちます。 ホールスタッフの言葉に流した涙 もぐもぐと料理をほおばる母親。ふと気付くと、店員たちが、ひそひそと何か話し合っています。 「あの、

    子連れで恐る恐るファミレスへ「あの、お客様…」次の瞬間、号泣
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2022/02/17
    “「そちらの定食 セルフドリンクが付くんですけど」「赤ちゃんの横 離れるの心配だったら お取りします」少し間を置いて、母親は号泣します。自宅の外に出て、大人の誰かと会話し、人の作ったご飯をゆっくり食べる。
  • 「親ガチャで激論」に抱いた違和感「俺らのお遊びがこんな大ごとに」

    ネットの論考をきっかけにニュースへ 松人志さん、みちょぱさんの慧眼 ため息をつくくらい、許して 今年9月頃、「親ガチャ」というワードがネット上を席巻した。するとその現象をテレビの地上波の情報番組がキャッチアップし、スタジオでやいのやいのと大議論。その模様がさらにあちこちのネットでニュースになるという事態になった。一方、ネット上で「親ガチャ」というフレーズを以前より見守ってきた筆者は<俺らの“お遊び”がこんな大ごとに……>というネット民の居心地の悪さを感じていた。このモヤモヤの正体は何なのか。「親ガチャ」の歴史を振り返りながら、ネットの話題が「ニュース」になる現状について考えたい。 ネットの論考をきっかけにニュースへ きっかけの一つとなったのは、現代ビジネスオンラインで配信された筑波大学教授の土井隆義さんの記事だった。経済格差時代において、「親ガチャ」という言葉を使う若者の心理とその社会背

    「親ガチャで激論」に抱いた違和感「俺らのお遊びがこんな大ごとに」
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2021/11/10
    “「ちょっと不公平」であることを「社会問題」とまでいいたいわけじゃない。そんな声高に叫んでいるわけでもないんだ。だから、ため息をつくくらい、許して。”
  • 夜行列車「銀河」12時間22分の格別に遅い旅 途中下車もセット

    午後9時15分、発車 午後11時42分、なんとここで全員下車 午前5時半、日よけを上げると太平洋 夜行電車に揺られ、寝ぼけ眼をこすれば、雄大な太平洋が広がっていた――。そんな体験ができるのは、JR西日の長距離列車「WEST EXPRESS銀河」の下り列車です。12月20日(昼行の上りは22日)までの予定で、京都―新宮(和歌山県新宮市)間を結んでいます。かつて、釣り客らに「新宮夜行」として愛された新大阪駅発の夜行列車が21年ぶりに復活したようだとも話題になっています。7月上旬に報道公開された試運転列車に、鉄道好きの記者(30)が乗りました。(朝日新聞記者・鈴木智之) 午後9時15分、発車 「銀河」は2020年9月にデビュー。以来、関西と山陽や山陰を結んでいました。富裕層を狙った豪華列車「トワイライトエクスプレス瑞風」とは対極的に、カジュアルにくつろげる列車として、人気を集めています。 日

    夜行列車「銀河」12時間22分の格別に遅い旅 途中下車もセット
  • 「ルール?展」に若者が殺到の理由、窮屈さを反映?でも変えるのは…

    きっかけはTikTok 「ルールは身近だから」 変えたいと思っても「声を出せない」 今、若い人たちの間で「ルール?展」が空前の人気です。一般的に年齢層が高くなりがちなデザイン、現代アートの展覧会にもかかわらず、大学生を中心に若い人たちであふれかえっています。SNSを通じていろいろなルールに触れやすくなったからなのか。それとも、コロナ禍で社会が大きく変わる中でルールの考え方が変わっているからなのか。若い人たちをとりまくルールについて探ってみました。(FUKKO DESIGN 木村充慶) きっかけはTikTok 現在、東京六木の21_21 DESIGN SIGHT では企画展「ルール?展」が開催されています。法律家の水野祐さん、コグニティブデザイナーの菅俊一さん、キュレーターの田中みゆきさんの3 名が展覧会ディレクターチームとなり、法律、規則、習慣、自然法則まで幅広く「ルール」をテーマに、新

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  • 「家の周りの日常」に宿る魔法 写真家・相武えつ子の世界 - withnews(ウィズニュース)

    withnewsとは、あなたと一緒に “気になる”を解決するサービスです。日々のニュースで“気になる”ことはありますか?あなたのリクエストをきっかけに新聞社が一生懸命もっとフカボリ取材します。 いろんなメディアも巻き込んで一緒に “気になる”を解決していきます。つまり、withを大切に、みんなで一緒につくっていくのがwithnewsです。

    「家の周りの日常」に宿る魔法 写真家・相武えつ子の世界 - withnews(ウィズニュース)
  • おむつがえ、2人制おかいもの… 「育児の五輪」ピクトグラムで表現

    全7種目 作者に聞きました 言語や国境をこえる力を実感 東京オリンピックの開会式で注目を集めた「ピクトグラム」。子育て中の母が制作した作品がネット上で話題になっています。タイトルは「ママリンピック(パパリンピック)」で、育児を7つの種目として表現したものです。 全7種目 先月27日にツイッター投稿された、自作のピクトグラム。種目は下記の7つです。 ・おかいもの(2人制) ・おかいもの(3人制) ・ベイビーリフティング ・おきがえ ・おむつがえ ・ごはん投げ ・ごはんキャッチ 五輪のピクトグラムに似せた色合いやデザインで描かれた7つのイラストは、いずれも「育児あるある」がユーモラスに表現されています。 この投稿に対して、「そう言えば乳児・幼児子育てはスポーツでした」「子どもキャッチと寝かし付けもお願いします」といったコメントが寄せられ、いいねは11万を超えています。 ママリンピック(パパリン

    おむつがえ、2人制おかいもの… 「育児の五輪」ピクトグラムで表現
  • 「私、他界しました」死後に自動ツイート、開発者の〝前向きな動機〟

    「生存確認」後に遺言を投稿 死が自分事になった高校時代 「死後のアカウントのお守りに」 ツイッターを使っていて、アカウント主の関係者による「死亡報告」が目に入ることはないでしょうか。自らの死後、ネット上の知人たちに、どうやって最期について知らせるか。SNSが日常に溶け込んだ現代、避けては通れない課題かもしれません。そんな悩みに効くサービスが開発され、話題です。「死と向き合うことで、悔いがない生き方につながるかもしれない」。そう語る、19歳の製作者を取材しました。(withnews編集部・神戸郁人)

    「私、他界しました」死後に自動ツイート、開発者の〝前向きな動機〟
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2021/05/28
  • 「一番苦しんだ時期の支援を」 休業支援金の拡大も、「条件」に憤り

    新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、会社から仕事を休むように言われたのに、会社から休業手当をもらえない働き手が多くいます。そうした働き手が国から直接お金を受け取れる「休業支援金」という制度もあるのですが、こちらは大企業に勤める働き手は対象外。結局、何の補償も受けられない働き手がいることを「「休業支援金」まさか対象外 バイト無くなった学生の安全網やぶれた」で報告したところ、多くの反響がありました。事態の打開へ、菅義偉首相は大企業の非正規労働者についても「対象にする」と約束しました。ところが5日、厚生労働省が発表した制度の「見直し」の詳細をみると、そこには驚きのある「条件」がもぐり込んでいました。(朝日新聞記者・榊原謙) 「1月8日から」衝撃のメール 5日午前。厚労省の取材を担当する同僚記者から一通のメールが届きました。開くと、彼が夕刊向けに書いたばかりの原稿が貼り付けられていました。その中身

    「一番苦しんだ時期の支援を」 休業支援金の拡大も、「条件」に憤り
  • コロナなければ幸せだった? 磯野真穂さんと考えるリスクと自己責任

    8月25日夜に開かれたオンラインイベント「磯野真穂さんと考えるリスクとの向き合い方」。冒頭、磯野さんは「ふだん何を恐れて生きていますか?」と参加者に問いかけました。参加者からは「健康が損なわれること」「満員電車」「病気になって働けなくなること」といった意見が上がりました。この記事はイベントの内容をもとに構成しています。 ――現在の日常で何を恐れて生きているか、「コロナに感染したときに会社に迷惑をかけるのが怖い」という意見が参加者の方から寄せられました。 いま、コロナに感染することを恐れている人は多いと思います。 ですが、コロナウイルスは目に見えません。周りに感染した人がいないという方もいらっしゃるでしょう。それにも関わらずなぜコロナが怖いと思ったのでしょうか? ――記事や映像を通してコロナにかかるとこんなにひどい症状が起きる、後遺症が起きるという情報を知っているからでしょうか。もしくは、自

    コロナなければ幸せだった? 磯野真穂さんと考えるリスクと自己責任
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/09/25
    “伝統的な社会では単に危険、あるいは運の悪さに帰結されていたことが、この現代社会では人間による管理が可能なものにどんどんと変貌しました。”
  • としまえんのシンボル「エルドラド」 戦火逃れた木馬の数奇な運命

    この記事は、「としまえん」協力のもと収録したカルーセルエルドラドの運転中の音声が聞けます。記事を読みながら、現地の雰囲気もお楽しみください。 8月31日に閉園する東京都練馬区の老舗遊園地「としまえん」。94年の歴史がある園には、親子3世代、4世代にわたって思い出があるという人も少なくなく、新型コロナウイルスの影響での入場制限がかかる中でも、最後の思い出を作ろうと多くの客が詰めかけています。中でも、ひときわ賑わいを見せているのが、同園のシンボルである回転木馬「カルーセルエルドラド」です。ドイツアメリカを経て、1971年から同園で営業を開始したエルドラド。数奇な運命をたどりながらも復活してきたエルドラドには、多くの人の思いが詰まっています。

    としまえんのシンボル「エルドラド」 戦火逃れた木馬の数奇な運命
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/08/31
  • 「写真で埋める」発想の弊害 「フォトエディター」が守るもの

    情報発信の場が紙からデジタルに移り、「編集者」という仕事も多種多様になっています。新聞社や雑誌社、時にテレビもウェブでテキストによる情報発信をしており、ウェブ発の人気媒体も多数あります。また、プラットフォームやEC企業がオリジナルコンテンツを制作するのも一般的になりました。 情報が読者に届くまでの流れの中、どこに編集者がいて、どんな仕事をしているのでしょうか。withnewsではYahoo!ニュース・ノオトとの合同企画『WEB編集者の教科書』作成プロジェクトをスタート。第6回は「写真を編集する」プロである「フォトエディター」という仕事の役割と意義を、ハフポストの坪池順さんに説明してもらいました。(朝日新聞デジタル・朽木誠一郎) 坪池順さんが考える「フォトエディターの役割」 ・記事の写真選定。ときには企画案段階から必要な写真を想定してドラフト作成に関与。 ・文章と写真が相互に高め合うように写

    「写真で埋める」発想の弊害 「フォトエディター」が守るもの
  • コロナが壊した「そもそも限界だった働き方」ウイルスと共生する未来

    長期化が予測されている新型コロナウイルスの感染について評論家で著述家の真鍋厚さんは、そもそも「生物としての人間」の限界を超えていた働き方をはじめ、無理のあった社会と向き合わざるを得なくなったと指摘します。未知の病原体は「24時間・週7日フルタイム」というシステムを壊し、「自分たちとは関係ない」と切り捨てていた他国の人、環境問題も無視することができなくなりました。ウイルスとの共生が前提の「withコロナ」の時代について、真鍋さんにつづってもらいました。 「不愉快な」現実を受け入れる 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)は、恐るべきことに今やわたしたちの日常風景の一部になりつつあります。 最近「アフターコロナ」「ポストコロナ」(コロナ後)という言葉で、この世界の変貌(へんぼう)ぶりと予測される未来像についての議論が始まっています。しかし、正確には国内外の多くの識者が指摘している

    コロナが壊した「そもそも限界だった働き方」ウイルスと共生する未来
  • 「お父さんが可哀想…」亡き親、電話で供養「緊急事態」に下した決断

    #19 #カミサマに満ちたセカイ 「お父さんが可哀想…」亡き親、電話で供養「緊急事態」に下した決断 大切な人の「旅立ち」、新しい見守り方 仲の良い高齢夫婦。夫が亡くなったあと、その娘さんは、意外な「旅立ち」を演出しました。新型コロナウイルスが変えた、供養の形を見つめます(画像はイメージ) 出典: PIXTA 新型コロナウイルスの流行が、社会のあり方を変えつつあります。亡き人との別れを惜しむ「お葬式」や「法要」にも、その余波は及んでいるようです。いわゆる「3密」を避けるため、お寺や斎場に、参列者を集めることが困難に。これまで通りではなくても、大切な誰かの旅立ちを見送りたい。そんな思いを抱えながら、新しい供養の形を模索する人々の今に迫りました。(withnews編集部・神戸郁人) 「電話法要」を利用した夫婦 東京都在住の下田尚子さん(56)は今春、父を95歳で亡くしました。3月半ばに、家族や親

    「お父さんが可哀想…」亡き親、電話で供養「緊急事態」に下した決断
  • ポカリ新CMの舞台裏「計画断念」でも守ったもの 98人奇跡の自撮り

    「遠隔でもこんな映像が」 「当初の計画は2月下旬に断念しました」 チーム内で共有したこと わたしがこのCMに出会ったのは、在宅勤務中、ふとのぞいたツイッターのタイムラインでした。対面で取材ができない。自由にあちこち出かけられない。あれはだめ、これもだめと、できないことばかりを考えていた矢先、エネルギーの塊のような中高生の表情と歌声に、文字通りぐんぐん引き込まれました。大塚製薬の健康飲料「ポカリスエット」の新CMが、SNSなどで「すごい」と評判です。元はまったく違うプランだったというCM。担当者は「柔軟に変更・判断していった」と明かします。感動を呼んだCMから、想定外で困難な状況への向き合い方を考えます。(朝日新聞社会部記者・山亮介) 「遠隔でもこんな映像が」 4月10日から公開された30秒のCMは、制服姿の女性が部屋で自撮りした独唱から始まります。 しばらくして、画面は9分割、25分割と

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