県内から初めて選ばれた南会津町藤生区の「鋏山(はさみやま)」(藤生区提供) 全国草原の里市町村連絡協議会は「未来に残したい草原の里100選」の第2回選考結果を発表した。今回は新たに全国の14カ所が追加され、福島県内から初めて南会津町藤生(とうにゅう)区の鋏山(はさみやま)が選ばれた。 鋏山の草原は約90ヘクタールで現在はワラビ園として利用されている。山焼きは毎年5月3日に地域住民によって続けられている。藤生区長の星明則さん(70)は「とても光栄なことでうれしい。今後も後世に残していけるよう、さらに精進したい」と語った。 同協議会は草原保全などを目的に2016(平成28)年に発足した団体で現在、全国の24市町村で構成している。美しい草原の風景を次世代に残そうと選定事業を行っており、昨年3月の第1回で34カ所を選定し、今回で計48カ所となった。