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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (578)

  • アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃のイスラエル」は止まらない

    バイデンの警告を無視してネタニヤフはラファへ侵攻。終戦後のビジョンなきこの戦争の行方を元国家情報会議(NIC)議長に聞いた> イスラエルは5月7日、パレスチナ自治区ガザ南部、エジプトとの国境にあるラファ検問所を掌握したと発表。アメリカなどが強く反対してきたラファへの大規模な地上作戦を格的に開始した。 ジョー・バイデン米大統領は6日にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談を行い、ラファ侵攻を強行すれば、アメリカの対イスラエル政策を転換することにもなると示唆して警告。 アメリカは8日、イスラエルへの一部弾薬の供与を停止していることを明らかにした。 ガザで格的な戦闘が始まって以降、家を追われた100万人以上のパレスチナ人がラファで避難生活を送っている。その約半分は子供だ。 イスラエルとハマスの7カ月に及ぶ戦争をめぐり、アメリカ政治的影響力の限界はどこにあるのか。 オバマ政権で国

    アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃のイスラエル」は止まらない
  • 「原爆の父」オッペンハイマーの伝記映画が、現代のアメリカに突き付ける原爆の記憶と核の現実

    映画は天才物理学者オッペンハイマーの成功と赤狩り時代の「凋落」を描く ©UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. <アカデミー賞作品『オッペンハイマー』を通して、大勢のアメリカ人が原爆と核戦争歴史に引き込まれ、ミレニアル世代やZ世代の多くは初めてその現実を知ることになった> 『オッペンハイマー』は興行収入(全世界で10億ドル近く、アメリカだけで3億ドルを超えた)、アカデミー賞(作品賞を含む7部門を受賞)、レビュー(映画評論家だけでなく科学者や歴史家にも注目された)が示すとおり大成功を収めた。 1人の物理学者が同僚と語り合い、共に研究に取り組んで世界初の原子爆弾を開発する3時間の伝記映画が、スーパーヒーローかスーパーマリオかトム・クルーズがいなければ映画館に足を運ばない人々の興味を大いにかき立てると予想した人は少なかった。 そして、ピンクずくめの少女

    「原爆の父」オッペンハイマーの伝記映画が、現代のアメリカに突き付ける原爆の記憶と核の現実
  • オルテガが警告した「大衆の反逆」は日本では起こらないのか、それともすでに始まっているのか?

    <甘やかされた大衆とそれに媚びる政府のなれあいが垣間見える...。「優しい大衆」が生み出す危険について。『アステイオン』99号より「「大衆の反逆」、「無害な大衆」」を転載> オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』は、筆者が強い影響を受けたの一つである。 甚大な損害を被り人々が立ち上がれないほど打ちのめされた第一次世界大戦後のヨーロッパでは、『チップス先生さようなら』や『昨日の世界』(ツヴァイクの自伝)などが描写したように、社会が根底から変わってしまった。その結果生じた重大な危機が、書の主題である。 この大きな社会的変化を、オルテガは一連の象徴的な光景の描写で示す。 「都市は人で」、「家々は借家人で」、「ホテルは泊まり客で、汽車は乗客で」満ちている。「有名な医者の待合室」や夏の「海浜」も同じだ。 いつの時代にも人は大勢いたが、以前はこうした場所に足を踏み入れず、分散してひっそり生きていた

    オルテガが警告した「大衆の反逆」は日本では起こらないのか、それともすでに始まっているのか?
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/04/18
  • 「アイアンドーム」では足りなかった。イスラエルの空の守りを完成させた防空ミサイル「アロー3」のすべて

    弾道弾迎撃ミサイル「アロー3」は2015年に最初の迎撃実験を終えた。写真はさまざまな物体から物の脅威を識別する実験のイメージ Ddfense Cengral/YouTube <イスラエルが近年になって配備した弾道弾迎撃ミサイル「アロー3」が、フーシ派からとみられるミサイルの迎撃に成功。周囲を敵に囲まれ、幾重にも張り巡らせたイスラエルの防衛網がさらに厳重になった> イスラエル軍は、自国領土に向けて発射された地対地ミサイルをアロー・ミサイル防衛システムで迎撃したと発表した。10月7日の戦闘開始以来、初めてのことだ。 親イランのフーシ派が3度イスラエルを攻撃?うち弾道ミサイルは最先端防空システム「アロー」が迎撃 10月31日にロイターの取材に応じたイスラエル国防軍(IDF)の報道官によると、このミサイルは紅海方面から発射された。これとは別のミサイルによる攻撃もあったが、紅海の都市エイラート沖で

    「アイアンドーム」では足りなかった。イスラエルの空の守りを完成させた防空ミサイル「アロー3」のすべて
  • 健康寿命を削る「質の悪い睡眠」や「不眠」をもたらす食品とは? 睡眠前の飲食だけではなかった

    「何を」「いつ」「どんなふうに」べるかを意識して良質な睡眠を手に入れたい BIT245/ISTOCK, FRESHSPLASH/ISTOCK <健康的な生活が、健全な眠りを支える。「睡眠障害」のリスクを低下させる、質の高いと眠りの好サイクルのために心がけるべきこと> 寝る前の飲睡眠に影響した経験は誰しもあるだろう。デザートとコーヒーを楽しんだ後、午前2時になっても目が冴えているかもしれない。しかし、1日を通しての事の選択が、夜の睡眠にも影響を与えていると考えたことがあるだろうか。 アメリカではかなりの割合の人が、睡眠の質が悪く、不眠症や閉塞型睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害に苦しんでいる。その一方で、多くの人が脂肪分や加工品を摂取しすぎており、物繊維や果物、野菜が不足している。 私は栄養疫学の研究者として、集団レベルで習慣を調査し、健康に及ぼす影響を考察している。政府が5

    健康寿命を削る「質の悪い睡眠」や「不眠」をもたらす食品とは? 睡眠前の飲食だけではなかった
  • バイデンがトランプ陣営から学ぶべきこれだけのこと

    計91件の罪状で起訴されていても、大統領候補になりそうなトランプ MIKE SEGARーREUTERS <予備選で圧勝する前大統領、2期目を防ぐため、民主党はなりふり構わずトランプの「悪」を暴け> アメリカでは今秋の大統領選に向けて、民主・共和両党の指名候補を決めるための予備選が始まっている。 共和党では、ドナルド・トランプ前大統領が、選挙戦のカギを握ると言われるアイオワ州での圧勝に続きニューハンプシャー州でも勝利し、対立候補のニッキー・ヘイリー元国連大使が指名を勝ち取るのはかなり厳しくなってきた。 トランプが再び大統領になる可能性など、想像するのも難しい驚愕すべき事態だが、民主党はショックを受けている場合ではない。11月の選でトランプを負かす戦略づくりに腰を入れる必要がある。 なにしろ複数の世論調査によれば、再選を目指す民主党のジョー・バイデン大統領は、苦戦どころか、激戦州における支

    バイデンがトランプ陣営から学ぶべきこれだけのこと
  • なぜガザは監獄になったのか...ハマス本拠地の歴史をひもとく

    <イスラム原理主義組織ハマスを生み出したパレスチナ自治区ガザ地区の過去と未来> ガザを完全封鎖せよ──。10月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃を受けたイスラエルの政府は、直ちにそう決定した。強固な壁が張り巡らされ、既に「世界最大の野外監獄」と呼ばれるガザに、料や電気、さらには水の供給も全て停止せよというのだ。 一体ガザとはどういう場所なのか。なぜ、ハマスの拠地となったのか。こうした問いに答えることが、今後エスカレートの一途をたどると思われる紛争の重要な歴史的背景を理解する助けになるはずだ。 ガザは、地中海の東の突き当たりに位置するイスラエルの、最南端にある海沿いの地区だ。面積はアメリカの首都ワシントンの約2倍で、西側は海、北と東はイスラエル、そして南側はエジプトに囲まれている。 ガザは昔からパレスチナと呼ばれてきた地域の一部で、古くから貿易港とし

    なぜガザは監獄になったのか...ハマス本拠地の歴史をひもとく
  • かつて「民主主義の世界的リーダー」ではなかった...「反知性主義」を論じた歴史家ホフスタッターが描いた建国期アメリカのデモクラシーとは

    アメリカは民主主義国の代表例とみなされているが、建国期からリベラル・デモクラシーの理念が形を変えることなく継承されてきたわけではない。 たとえば、デモクラシーに不可欠な要素と考えられている、複数の政党間での政権交代は、政党の存在自体が忌避されていた建国期のアメリカでは決して自明のことではなかった。 今でこそ民主党と共和党という二大政党が政権をめぐって相争う姿は見慣れた光景だが、立場を異にする複数の政党が競合する政治のあり方がアメリカの地に根づくには長い時間がかかったのである。 20世紀を代表する米国史家リチャード・ホフスタッターの著した『政党制の理念――アメリカ合衆国における合法的反対勢力の台頭(1780-1840)』(The Idea of a Party System: The Rise of Legitimate Opposition in the United States, 17

    かつて「民主主義の世界的リーダー」ではなかった...「反知性主義」を論じた歴史家ホフスタッターが描いた建国期アメリカのデモクラシーとは
  • 【動画】「まさに壊滅的!」米ミサイルATACMSから飛散したクラスター弾による爆撃の瞬間

    <米国製ミサイルATACMSからクラスター弾が発射される様子を捉えたとされる動画がインターネット上で注目を集めている> Absolutely devastating Archival footage of the ATACMS with cluster bombs#ATACMS pic.twitter.com/rnEvxpCojH — PStyleOne1 (@PStyle0ne1) September 23, 2023

    【動画】「まさに壊滅的!」米ミサイルATACMSから飛散したクラスター弾による爆撃の瞬間
  • ロシアの意図的なルーマニア攻撃の形跡ない=NATO

    9月7日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(写真)は、ルーマニア領内でドローンの破片が見つかったことについて、ロシアがルーマニアを意図的に攻撃した形跡はないと述べた。写真はビリニュスで7月撮影(2023年 ロイター/Kacper Pempel) [ブリュッセル 7日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は7日、ルーマニア領内でドローン(無人機)の破片が見つかったことについて、ロシアがルーマニアを意図的に攻撃した形跡はないと述べた。 ウクライナは4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ(オデッサ)州のドナウ川沿いのイズマイル港をドローンで攻撃した際、ロシアのドローンがNATO加盟国であるルーマニアの領土に落下し爆発したと発表。ルーマニアのティルバル国防相は6日、ロシアのドローンの部品がルーマニア領内に落下した可能性があると述べた。 ストル

    ロシアの意図的なルーマニア攻撃の形跡ない=NATO
  • 習近平主席、G20「欠席」は嫌がらせ? 欧米の批判から逃げた? 中国のメッセージを読み解く

    インドネシアで開かれた2022年のG20サミットには出席したが…… WILLY KURNIAWANーPOOLーREUTERS <多国間の首脳外交を強調し、BRICSサミットには出席した習近平が、プーチン露大統領とともにG20サミットを欠席するのはなぜか> 「プーチンと習、G20サミットを欠席へ」──あるインドの人気タブロイド紙にこんな見出しが躍った。 だが、見出しの下の文のはそこまで断定的ではない。「報道によれば、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席はインドで開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席しないとの見方が有力だ」 やや拙速気味のこの見出しは、インドの首都ニューデリーで9月9日に始まるG20サミットへの現地メディアの熱の入れようと、出欠を明言しない習に対する国内外の関心の高さを示している。この習の沈黙は世界の2大人口大国同士の関係について、一定の見方を提供するも

    習近平主席、G20「欠席」は嫌がらせ? 欧米の批判から逃げた? 中国のメッセージを読み解く
  • クラスター爆弾、ロシアによるウクライナ戦争で使用急増 死傷者8倍に

    非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は5日、クラスター爆弾による死傷者が昨年8倍に増加し、1000人を超えたとの報告書をまとめた。ウクライナに着弾したクラスター弾コンテナ、昨年6月撮影。(2023年 ロイター/Ivan Alvarado/File Photo) 非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は5日、クラスター爆弾による死傷者が昨年8倍に増加し、1000人を超えたとの報告書をまとめた。 クラスター爆弾の大半はウクライナ戦争で特にロシアが使用しているという。 クラスター爆弾は空中でさく裂し、広い範囲に多数の小型爆弾を飛散させる兵器で、100カ国以上で使用が禁止されている。爆発による怪我や火傷で一生治療が必要になるケースもある。 昨年の被害者は1172人で、うち353人が死亡した。14年前に年次報告書の作成を開始以来、最悪の水準という。 被害者はほぼ全て民間人で、4分の3が子供。不

    クラスター爆弾、ロシアによるウクライナ戦争で使用急増 死傷者8倍に
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/09/07
    “昨年の被害者は1172人で、うち353人が死亡した。14年前に年次報告書の作成を開始以来、最悪の水準という。 被害者はほぼ全て民間人で、4分の3が子供。不発弾で遊んでいて被害に遭うケースが多いという。”
  • 「アイデアマン」はなぜ増えないのか...1940年刊の名著が予言した、AI時代に勝ち続ける「2つの公式」

    <アイデアはAIにも出せるが、それを有効に使いこなす「操作技術の修練」は人間にしかできない。今後も人間がAIに負けない理由について> 1940年から世界中の人々を魅了し続ける、発想術の不朽の名著『アイデアのつくり方』(CCCメディアハウス)。その邦訳版も1988年に刊行されて以来、クリエイター、学生、新社会人の間でバイブルとなっている。 広告マンとしてアイデアを出し続けなくてはならなかった著者のジェームズ・W・ヤングの発想術が、今も古びない理由とは何か。彼が編み出した2つの公式について抜粋する。 経験による公式 南太平洋の海に突然島が出現するという物語に架空小説(ロマンス)が付与しているあの神秘性をアイデアというものも幾分もっていると私は思ってきた。 昔の船乗りたちによると、海図の上では深い青海原しかないところに突如として美しい珊瑚の環礁が出現することになっている。あたりには不思議な魔法の

    「アイデアマン」はなぜ増えないのか...1940年刊の名著が予言した、AI時代に勝ち続ける「2つの公式」
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/09/06
  • 自由と銃とアメリカ史──憲法発祥、マグナ・カルタの地で考えた「銃所有」の意味

    <「自由の制定」であるマグナ・カルタ署名の地を訪れて、アメリカの銃所持について思考を巡らせたわけ> 最近僕は、何年もやりたいと思っていたことを実行に移した。マグナ・カルタ署名の地である(イングランド南東部サリーの)ラニーミードを訪れたのだ。マグナ・カルタ成立はイギリス史にとって、そしてもちろん世界史にとっても大きな出来事だった。壮大な言い方をすれば、1215年のこの日は「憲法というものが誕生した日」と呼べるだろう。自由の制定における重要な瞬間だ。 僕はちょっとした歴史オタクだから、今までラニーミード訪問に至らなかったのが不思議なほどだ。弁解すると、僕は現存する4つのマグナ・カルタの「原文」のうち3つを見たこともある。2つはロンドンの大英図書館で、もう1つは普段リンカン大聖堂(イングランド東部)に所蔵されているものが2015年に800周年記念でベリー・セント・エドマンズ(イングランド南東部)

    自由と銃とアメリカ史──憲法発祥、マグナ・カルタの地で考えた「銃所有」の意味
  • 終わりの見えない「移民危機」、それでも耐えるニューヨーク

    <可能な限り難民を受け入れようというアダムス市長の姿勢を市民も支持している> 2022年の春以来、ニューヨークには続々と移民を乗せた大型バスが到着しています。そのほとんどは、南部国境を越えてアメリカにやってきた「難民申請者」ですが、中南米から直接ここへやって来たのではありません。多くの場合は、フロリダ州とテキサス州から「転送」されてきたのです。 この2州の知事は保守系であり、トランプ前政権と同じく壁を完成させて南部国境を閉鎖せよという主張をしています。また、不法越境ではなく難民申請を求めて国境についたホンジュラスやベネズエラなどの人々についても、テキサスやフロリダとしては面倒を見る必要はないとしているのです。 そこで、この2州は、難民申請者をニューヨークなどに「送り込み」始めたのでした。トランプ政権の不法移民摘発と追放の政策に反発し、「自分たちのコミュニティーは少なくとも不法移民の基的人

    終わりの見えない「移民危機」、それでも耐えるニューヨーク
  • ウクライナ、学校で授業受ける子どもわずか3割 国外避難の子も半数以上が公教育受けられず

    国連児童基金(ユニセフ)は29日、ウクライナで学校への攻撃が続いているため、平常通り学校で授業を受けている学齢期の子どもは約3分の1にとどまり、多くが学習面で遅れをとっていると発表した。ロシアの攻撃で破壊された学校、ドネツク地域で5月撮影。(2023年 ロイター/File Photo) 国連児童基金(ユニセフ)は29日、ウクライナで学校への攻撃が続いているため、平常通り学校で授業を受けている学齢期の子どもは約3分の1にとどまり、多くが学習面で遅れをとっていると発表した。 7カ国に避難している子どもの半数以上も、言葉の壁などから避難先の国で公教育を受けられていないという。 ユニセフによると、いくつかの学校は直接的な攻撃を受け、予防措置として閉鎖されている学校もある。新型コロナウイルス禍に続く戦争により、4年連続で学校閉鎖に直面している子どももいるという。 ユニセフは「ウクライナの子どもは学習

    ウクライナ、学校で授業受ける子どもわずか3割 国外避難の子も半数以上が公教育受けられず
  • 【アニメで解説】ウクライナ戦争と「秘密のルール」...水面下でCIAが果たす重大な役割、アメリカの見えざる関与とは?

    ウクライナにおけるCIAの活動について解説したアニメーション動画の内容を一部紹介> アメリカの情報機関は「秘密のルール」に基づいてウクライナ戦争に関与し、ゼレンスキーとプーチンの真意を読み解こうとしている。ウクライナにおけるCIAの活動について、誌が詳しく調査した。 記事では、誌YouTubeチャンネルの動画「ウクライナ戦争と「秘密のルール」...水面下でCIAが果たす重大な役割、アメリカの見えざる関与とは?【アニメで解説】」の内容をダイジェスト的に紹介する。 取材に応じた専門家や政府高官は、CIAはウクライナともロシアとも良好な関係を維持しており、情報と物資を巧みに動かし、さまざまな国との調整も行っていると認めた。 バイデン政権で対ウクライナ政策の立案に関与している高官は「ウクライナで起きていることの全ては秘密の戦争であり、そこには秘密のルールがある」と述べた。 国家安全保障関連

    【アニメで解説】ウクライナ戦争と「秘密のルール」...水面下でCIAが果たす重大な役割、アメリカの見えざる関与とは?
  • クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を日本で今すぐ公開するべき理由

    <原爆開発をテーマにしたこの作品を、被爆国日は当事者として評価する権利がある> 現在、世界で最も注目されている映画監督の1人、クリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』『インターステラー』)の最新作『オッペンハイマー』がアメリカで公開されました。7月21~23日という、最初の週末の興行収入は8250万ドル(約117億円)と、科学者の伝記映画としては例外的なヒットとなっています。 内容は、アメリカ陸軍による原子爆弾開発計画「マンハッタン・プロジェクト」のリーダーを務めた物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描くものですが、単に原爆開発のストーリーだけでなく、非常に複雑な構成が取られています。主人公の半生に加えて、後に「赤狩り」の犠牲者として追及を受けた尋問の様子、さらに彼を陥れた黒幕に対する議会の審議という3つの時間軸がモザイクのように散りばめられ、それぞれが緊張感のある対話劇にな

    クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を日本で今すぐ公開するべき理由
  • 「次の大統領は彼しかいない」...共和党支持者から見たデサンティスという男

    <左派や「ウォーク」思想と戦い続けてきたロン・デサンティスに共感し、フロリダに移住した人も多い。「彼がリーダーにふさわしい」と共和党支持者が信じる理由について> 2024年米大統領選に向け、フロリダ州知事のロン・デサンティスの戦いがようやく始まった。いかなる経験則あるいは合理的な観点から見ても、彼は共和党の指名候補者争いで前大統領のドナルド・トランプを破る可能性がある唯一の人物だ。 筆者はアメリカ史上で最も悲惨な新型コロナ禍におけるデサンティスの勇気、判断力、大胆なリーダーシップに引かれてフロリダに移住した。その視点から、デサンティスの立候補を肯定的に論じてみよう。 ロナルド・レーガンはかつて、最も恐ろしい言葉は「私は政府の者だ。ここに助けに来た」だと言った。アメリカが政府による過度な課税と厳しい規制に苦しんでいた時代を、レーガンのこの言葉は正確に捉えていた。 「傲慢な政府」がいまだ脅威で

    「次の大統領は彼しかいない」...共和党支持者から見たデサンティスという男
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/06/07
    “パンデミックがアメリカに広がり始めた後にフロリダ州へと来た移住者のうち、共和党員の登録者数は民主党員のおよそ2倍に及ぶ。”
  • YouTube、米大統領選めぐる虚偽動画の削除を停止 バイデン陣営は批判「民主主義の崩壊と暴力を招く」

    2024年米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は、アルファベット傘下のユーチューブが不正選挙に関する虚偽の主張をする動画の削除停止を決めたことについて、無謀で暴力につながる恐れがあると批判した。2017年撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic) 2024年米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営は6日、アルファベット傘下のユーチューブが不正選挙に関する虚偽の主張をする動画の削除停止を決めたことについて、無謀で暴力につながる恐れがあると批判した。 ユーチューブは2日、前回までの大統領選について虚偽の主張をしているとみられる動画の削除を停止すると発表していた。 陣営の広報担当は声明で「ユーチューブの無謀で無責任な決定はさらなる民主主義の崩壊と暴力の可能性を招き、この方針を再考するよう求める」と述べた。 ユーチューブは、動画削除で誤情報の一部を抑制できたものの、政治的言論を

    YouTube、米大統領選めぐる虚偽動画の削除を停止 バイデン陣営は批判「民主主義の崩壊と暴力を招く」