【シリコンバレー=中藤玲】生成AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米新興オープンAIは17日、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。現在、最高技術責任者(CTO)のミラ・ムラティ氏が暫定CEOに就く。新たなCEOの人選も進める。事実上の解任とみられ、アルトマン氏は退社する。同社は声明で、アルトマン氏の退任について「取締役会による審議プロセスを経たもの
なぜ人々は、ChatGPTという“トリック"に振り回されるのか? Google「Bard」参戦、チャットAI戦争の行方:清水亮の「世界を変えるAI」(1/8 ページ) OpenAIが2022年に発表した対話型AI「ChatGPT」の衝撃は、米国ビッグテック最強の一角であるGoogleを動揺させた。Googleは急ぎ「Bard」と名付けたAIチャットボットを投入し、巻き返しを図る。 側から見ていると急展開に心が躍る一方、果たしてこの戦いは本当に意味のあるものになっているのか。チャットボットを長年ウォッチしてきた筆者としてはハラハラする気持ちも少なくない。 まずは現状のAIチャットボット関連をまとめ、それからチャットボットの歴史を振り返り、現状、そして未来を予想してみたい。 深層学習チャットボット百花繚乱の2023年 最近になって深層学習をベースとしたチャットボットが注目を集めている。Open
富士フイルムは10連休明けの5月9日、日本国内向けに新しい写真クラウドサービスの提供を始める。「Photo Bank(フォトバンク)」と名付けられた新サービスで、まずはスマートフォン向けのアプリとして提供される予定だ。5GBまでの保存は無料となる。 スマホで手軽に写真が撮れる今、多くの人がつい写真を撮り過ぎてしまう。スマホ本体の保存容量が足りなくなり、クラウドサービスを利用して写真を保存する人も多い。すでにアメリカのグーグルが提供する「グーグルフォト」や、アマゾンがプライム会員向けに提供している「アマゾンフォト」などが世界的に広く利用されている。 フォトバンクの目的はビジネスでの活用 富士フイルムはこれまでも「マイフォトボックス」という写真ストレージサービスを提供していた(2019年8月末にサービス終了予定)。だが、今回フォトバンクを投入し、世界のプラットフォーマーがひしめく領域に改めて参
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が拡大している。今年2月、矢野経済研究所は国内のRPA市場に関するレポートを発表し、2018年度の同市場規模が前年度比134.8%増の418億円になると予測した。17年に比べて倍以上の拡大ということで、いかにRPAが注目を集めているかが分かるだろう。 RPAは人間がPC上で行っている操作を、ソフトウェアで自動化するツールだ。マクロやテスト自動化ツールが高度化し、多種多様な作業をより簡単に自動化できるようにしたアプリケーションと考えると理解しやすいだろう。 後述するように、一部では「RPAは幻滅期に入りかけている」とみる動きもあるが、まだまだRPAに期待する声は根強い。RPAが注目される理由はさまざまだが、今回はこれからRPAがどう進化していくのか、それによって私たちの働き方がどう変わるのかを考えてみたい。 「クラス2」へ向かうRPA
いやぁ、白旗を揚げたくなるような気分だ。この極言暴論などで問題点や将来のリスクを何度も指摘してきたが、もはや多勢に無勢。ITベンダーの人からは「木村さんが何と言おうと、大きな流れは止まりませんよ」と皮肉られる始末だ。 何のことかといえば、日本企業の間で果てしなく続くRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の一大ブームの件だ。30年以上にわたるIT記者としての長い経験の中でも、これだけのブームは見たことがない。「RPA、恐るべし」である。 ブームの中心地が日本である点も、これまでのIT関連のブームとの違いだ。従来、IT系の名だたるバズワードの発信地・中心地はほぼ米国と決まっていた。 最近の話でいえば、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)は日本企業の間でも大ブームで、「ITは分からない」と公言していた経営者までがAIやIoTを活用する重要性を語るほど。だが、あく
「情シスない中小企業に使ってほしい」 NTT東日本、「AI-OCR」とRPAサービス提供 紙帳票のデータ入力を効率化 NTT東日本とAI(人工知能)ベンチャーのAI insideが、「AI-OCR」による文書読み取りサービス「AIよみと~る」を提供開始。RPAツールと組み合わせて紙帳票のデータ入力作業を効率化する。 NTT東日本とAI(人工知能)ベンチャーのAI insideは1月23日、ディープラーニングを使って帳票内容を読み取るOCR(光学文字認識)サービス「AIよみと~る」の提供を始めた。データ入力業務などを自動化するRPA(ロボットによる業務自動化)サービス「おまかせRPA」と合わせて提供することで、紙書類のデータ入力などを手作業で行うバックオフィス業務の効率化をサポートする。 紙帳票に記載された内容をスキャナーで読み取り、デジタルデータ化したものをAIよみと~るで検出する。AI
パナソニックは6月22日、AI・IoTを活用したサービスを推進するビジネスイノベーション本部「AIソリューションセンター」の取り組みについて、技術説明会を開催した。 ビジネスイノベーション本部は、「事業戦略センター」「事業開発センター」AIソリューションセンターの3つから構成。AIソリューションセンターは、AIの技術でさまざまな事業に貢献することが役割。パナソニックAIソリューションセンター所長の九津見洋氏は「新しいビジネスのゼロからイチを作る部署」と位置づける。 九津見氏は「産業に破壊的な価値をもたらすソフトウェア技術であるAIと、パナソニックによる安定品質のものづくりを掛け合わせることで、リアルなIoTカンパニーを目指す。リアルとフィジカルの世界で強い会社にパナソニックはなる。IoT(Internet of Things)でいう、T(Things)側に強みを持ったIoTカンパニーを目指
最近、「AI人材」という言葉をメディアで聞くようになりました。人工知能に関する業務を遂行する人材をAI人材と呼ぶそうで、どの企業も血眼になって探しています(参考記事)。 AI人材の仕事は、コードを書くだけにとどまりません。6月7日に行われた日本商工会議所の記者会見で、三村明夫会頭は「かみ砕いて(AIが)経営に必要だと分からせる、しかも具体的にこういう手段がありますよと、社長に気付きを与える人材が必要」と述べています。 要はエンジニアの枠を超えて、AIで何ができるかを分かって、かつAIを用いた課題発見・課題解決の実現まで構想できる人材がAI人材なのでしょう。 一方で、世間的にはAIによる成功事例だと呼ばれているものが、単なる回帰分析を用いた予測だった、というのはよくある話です。結局のところ、簡単なデータサイエンスの知識があれば十分なのにわざわざAI人材と名付けたい層と、名付けられたい層の狂想
前置き この記事は OPENLOGI Advent Calendar 2017- Qiita の12日目です。 ⬆︎こんな感じのを作ります。 こんにちは。株式会社オープンロジの@guai3 と言います。 皆さん! WMS作ってますか 我々は、 未来のWMS を作っています。WMSを知らない人のために説明すると Warehouse Management system の略で、物流のための在庫管理システムです。 興味のある方は、是非とも弊社に遊びに来て下さいね。 今年になってGoogle アシスタント対応アプリを日本語で作ることができるようになったので、今回は Google Home を使って未来のWMSを作ってみましょう! 業務システムとしてのスマートスピーカー スマートスピーカーは家で使う形で現在は特化していますが、業務用途でもかなり活用できるのではないかと私は考えています。 タブレットや
AI(Artificial Intelligence)といえば、将棋や囲碁の名人との対戦や、応対型ロボットなど、今最も話題になっているテクノロジーの1つです。一方で、「AIが人間の仕事を奪う」などの議論もあり、その動向に注目が集まっています。ビジネスの現場では、私たちはどのような形でAIと向き合っていけばいいのか。楽天株式会社の執行役員であり、楽天技術研究所 代表を務める森 正弥さんに、AI時代にビジネスパーソンができることについて伺いました。 楽天株式会社執行役員楽天技術研究所 代表/公益社団法人企業情報化協会(IT協会)常任幹事 1998年、アクセンチュア株式会社入社。2006年、楽天株式会社入社。現在、同社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表として世界の各拠点のマネジメントおよびAI・データサイエンティスト戦略に従事。情報処理学会アドバイザリーボードメンバー。 日本データベース学会 理
新しく登場するほぼすべてのソフトウェアプロダクトには、2020年までにAIが搭載される。そのなかで成功するソフトウェアになるにはどうすべきか? ガートナーの予測と助言 米調査会社のガートナーは、2020年までに新しく登場するソフトウェア製品のほとんどすべてにAI技術が組み込まれるだろうとの予測を発表しました。 Gartner Says AI Technologies Will Be in Almost Every New Software Product by 2020 と同時に、2020年までに30%以上のCIOにとってAIは投資案件のトップ5に入るだろうとも予測しています。 ガートナーはAIや機械学習といった技術は人間の能力を拡大するだろうと指摘。これらはいちど学習したものについては人間よりも速く正確にものごとを進めることが可能になり、それは人間を置き換えるというよりも、人間と共同でも
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