東南アジアのミャンマーで、サイクロンによる大雨が降って各地で洪水や地滑りが発生し、少なくとも27人が死亡したほか、15万人余りが避難を余儀なくされるなど大きな影響が出ています。 国連がミャンマー政府当局者の話として発表したところによりますと、これまでに少なくとも27人が死亡し、15万人余りが避難を余儀なくされるなどの影響を受けているということです。 このうち北部のチン州では、地滑りによって60世帯以上が被害を受けたほか、山間部で道路が寸断されて一部の地域への食料などの支援物資の輸送ができなくなっているとしています。 ミャンマー政府は、被害が特に大きい北部と西部の4つの州や地域を災害地域に指定し、住民の避難と救助を急いでいます。 ミャンマーでは、2008年にサイクロン「ナルギス」で13万人を超える死者と行方不明者を出しています。 雨は徐々に弱まってきているものの、被害の全容は依然、把握しきれ