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ブックマーク / magazine-k.jp (21)

  • あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」攻撃に抗議する

    8月1日に開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つとして、メイン会場の愛知芸術文化センターで開催されていた「表現の不自由展・その後」の展示が3日いっぱいをもって中止された。 この企画展の趣旨は上記のページで以下のように説明されていた。 「表現の不自由展」は、日における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年に開催された展覧会。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した。今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可にな

    あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」攻撃に抗議する
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2019/08/04
    強迫行為について速やかに捜査、逮捕がなされるべき。あと、展示物に批判があるならば名を名乗ってすれば良いが、慰安婦像という制作背景にこれだけ反応があるのは、皆弱ってるんだなぁと思う
  • 無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話

    ある日、いつものようにツイッターを立ち上げてタイムラインをぼんやり眺めていたら、なんだかとてつもなく長いタイトルのについてのツイートが流れてきた。発信者はそのの版元の編集者で、題名は『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する』――カギカッコを含めて60文字もある。ただ長いだけではない。一つひとつの言葉に見覚えはあるが、そのつながりがよくわからない。いったい「舞姫」と「アフリカ人」がどうつながるんだろう? タイトルだけではまったく内容の想像がつかないので、書店にでかけたときに立ち読みをしてみた。思ったより、ちゃんとしてる――というのも変だが、そう感じた。なにしろ版元はあの柏書房である。私はアルベルト・マングェルの『読書歴史 あるいは読者の歴史』やアレッサンドロ・マルツォ・マーニョの『そのとき、が生まれた』

    無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2019/06/19
    はてなはずっと使ってるけど著者の山下さんのことは存じ上げず。とりあえずここにも持田さんと同じ行動様式の方が! と思って購入して iPhone の Kindle で読み始めた。確かに出だしで既に面白い
  • ウィキペディアタウンをMLAの立場から考える

    この数年、文化資源を保存・活用する機関である図書館・博物館・文書館等(以後、MLAという)の所蔵資料を「拓く」新たな試みが始まっている。 日においてその端緒となったのは2014年3月に行われた、京都府立総合資料館による国宝東寺百合文書の公開である(福島幸宏 「京都府立総合資料館による東寺百合文書のWEB公開とその反響」カレントアウェアネス-E No.259 を参照)。 上記に限らず、日においての現段階の試みは、資料のデジタル化のあと、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを適用してウェブに出すという方法をとっている。MLAの所蔵資料のポテンシャルを引き出すため、現段階の技術と環境を背景に、大量かつ高精細のデジタル画像を作成したのち、適切なシステムとライセンスを付与することで、市民社会と共有するという試みと言えよう。 この手法が有効であることは、MLAの将来が市民社会とともにあり、そのため

    ウィキペディアタウンをMLAの立場から考える
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2017/07/12
    地元の馬込図書館がウィキペディアタウンに取り組んだというのは正しい一歩の踏み出し方で、さらに次にどんなことをするのかだ
  • 私設雑誌アーカイブ『大宅文庫』の危機【後編】

    京王線・八幡山駅で下車し、左手に都立松沢病院の蒼とした木立を眺めながら大宅文庫(公益財団法人・大宅壮一文庫)へと向かう。この道を、いつも一人で、しかも、複雑な心理状態で歩いていた記憶がよみがえる――。 サラリーマン編集者をしていた20〜30代の頃だ。ある時は、予定していた取材先だけではページが埋まらず、締め切りが迫る中、急遽、ネタを探し直さねばならず焦っていた。またある時は、企画会議の直前だというのに手持ちのネタがなく、急ごしらえであろうが企画をひねり出さなくてはという不安に押しつぶされそうになっていた。そして資料を漁り終えると、一目散で編集部に戻らなければならない。街を眺める余裕すらなかった。何度も通った八幡山なのに、自分はこの街のことをほんとんど知らないことに気がついた。 大宅文庫に「行く人」と「行かない人」 実を言うと、今回、正式な取材の申し込みをする前、誌「マガジン航」の編集・

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2015/09/10
    馬込から1時間くらいで行けるか……いつ行こう
  • 私設雑誌アーカイブ「大宅文庫」の危機【前編】

    「知らなかった、大宅文庫が経営の危機にあることを」――。 8月8日、このような一文から始まる書き込みをFacebookにアップした。すると瞬く間に「拡散」され、5日後には「いいね!」が497人、「シェア」が276件。Facebookと連動させているTwitterのほうは、「リツイート」が674件、「お気に入り」が272件……。正直、驚いた。こんなに話題になるとは思ってもいなかった。その一方で、「みんな当に大宅文庫に関心があるの?」と訝る気持ちも生まれてきた。 公益財団法人・大宅壮一文庫(以下、大宅文庫)は、東京都世田谷八幡山にある雑誌専門の私設図書館だ。その名の通り、ノンフィクション作家で評論家の大宅壮一(1900〜1970年)が蒐集した膨大な雑誌資料が元になっている。大宅壮一といえば「一億総白痴化 」や「駅弁大学」「男の顔は履歴書である」といった名言・語録でも知られているが、「は読む

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2015/09/01
    自分はもともと国立国会図書館の検索機能に頼りっきり。今年に入って初めて日本近代文学館を使わせてもらった。Web OYA-bunko 会員版で使ったら新しい発見があるだろうか
  • 地球の裏側にある日本語書店

    で床は抜けるのか」の書籍版が発売されてから、早いものでもう5カ月経ってしまった。発売後、ウェブサイト版同様、好評をいただき、版を重ね、4刷に達した。また、6月にはボイジャーから電子版が発売された。「マガジン航」を発行していたボイジャーから発売されるということは、鮭が生まれ故郷の川に戻ってきたようなもので、発売時、何とも言えない感慨があった。 ウェブ連載と紙や電子のとでは、内容の方向性こそ同じだが、両者はまるで別物である。その都度一気に取り憑かれるようにして書いたウェブ版はあくまで途中経過の報告でしかない。一方、紙や電子のは、新たな章を設けたり、全体をブラッシュアップしたりして、一つの読み物として読めるよう、相当に改良を加えた完成形である。ウェブ版しか読んでいないという方は紙か電子版の「床抜け」をぜひ手に取るかクリックして手に入れてほしい。著者である西牟田は読者からの感想を心待ちにし

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2015/09/01
    戦時中没収を免れるために苦労した話しとかきくと、やっぱり文字を読みたいんだなぁと
  • ウィキペディアを通じてわがまちを知る

    ぼくがウィキペディアタウンを知ったのは2012年のことだったと思う。イギリスのモンマス(Monmouth)が世界初のウィキペディアタウンに認定されたというニュースがフェイスブックのタイムラインに流れてきたところ、偶然目にとまったのだった。 参考:Welcome to the world’s first Wikipedia Town(Wikimedia Blog) モンマスはイギリスのウェールズ南東に位置する人口9千人弱の小さな田舎町で、11世紀初頭にノルマン人の軍事拠点として発祥。モンマス城をはじめ千年近くの歴史を持つ遺産が多く残されているらしい。そんなモンマスで、ある活動が立ち上がった。文化機関のスタッフや市民によるボランティアグループが名所旧跡や博物館の所蔵品など街の観光資源になりそうなあれこれについての記事や写真を次々にウィキペディアにアップロード、そして、ウィキペディアの記事へのリ

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2015/05/12
    当たり前だがウィキペディアタウンをやることでワークショップの内容がウィキペディアのコンテンツに反映される双方向性がある。振興策に使えるのはアニメーションの聖地巡礼や ingress だけじゃない
  • 貧困から図書館について考える

    3月8日、著書『生活保護リアル』(日評論社)にまとめられたネット連載など、生活保護についての多角的な報道を重ねた功績で貧困ジャーナリズム大賞2014を受賞されたみわよしこさんと、『困ったときには図書館へ~図書館海援隊の挑戦〜』(悠光堂)の著者である神代浩さんによる、第4回LRGフォーラム「貧困図書館 困ったときに頼れる図書館へ」を聞きに行った。貧困図書館生活保護図書館。一見不思議かもしれないこの組み合わせの接点とは何なのか。 しかしこの問いに入る前に、そもそも図書館とは何かということを考えてみたい。登壇者のお一人である神代さんは文科省の社会教育課長時に、住民がかかえる問題の解決を助ける各地の図書館を応援するための図書館海援隊という取り組みを始めた方である。私は神代さんの活動を最初に知ったとき、先に社会問題があって、そこから図書館に何ができるのか考える、という点に魅力を感じた。 先

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    mukunokiy0725 2015/04/13
    海外の図書館のレポートで、図書館のシステムで情報を得て競馬予想配信のサービス作って生活できるようになってきた男性がいた……っていう話しを思い出した。どこで読んだんだったか
  • 「フィクショネス」という本屋の話

    1998年7月4日に開業した東京・下北沢の書店「フィクショネス」を、2014年7月22日に閉店しました。当は開業と同じ7月4日に閉店したらきっちりしてていいと思ったのですが、閉店の腹を決めたのがひと月前で、それまで十数年続けてくれた詩人カワグチタケシの「詩の教室」(毎月第3日曜日)をしっかり終えて貰うため、この日を終業日としました。 「人のいうことを聞きたくない」 「フィクショネス」を開くまでの僕は屈したサラリーマンでした。横浜のポルタという地下街に今もある書店から始まって、書店中心に職場を二、三度変えました。自分は小説家であるはずなのに、なんでこんなことやってるんだと思いながら毎日満員電車に乗っていました。その屈は、結果サラリーマン生活を放り出して「フィクショネス」を開いてしまった程度には、度外れたものだったと思います。貯金も保険もつぎ込んで、親からお金も借りました。 ですから心情

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    mukunokiy0725 2014/10/14
    これ自体がひとつの小説みたい。今年の2月に初めて下北沢を歩いた時近くを通っていたはずだがすれ違った
  • いま改めて考える、出版社のレゾンデートル

    ── いまこそもう一度、電子出版に真正面から立ち向かうときだと思っています。 7月1日に行われた記者発表会で、株式会社ボイジャー 代表取締役 鎌田純子氏は述懐を込め、このような挨拶をしました。この日、池澤夏樹氏の作品の電子化・販売をボイジャーが手がけることの発表と同時に、電子出版Webサービス「Romancer(ロマンサー)」が一般公開されました。2011年に導入した「BinB」ブラウザビューワが「いつでも誰でも簡単に電子のを読める仕組み」なら、Romancerは「簡単に作る」役割を担っています。池澤氏とのプロジェクトでも使用しているとのことです。 Romancerは、昨年の国際電子出版EXPOの時点でクローズドβ版が公開されていましたが、正式版の公開で何が変わったのか、他社のサービスとは何が違うのか、そしてどのようなビジネスモデルにするのかを私は注目していました。鎌田氏は、ボイジャーが

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    mukunokiy0725 2014/07/28
    romancer の正式リリースについては丁寧に案内をいただいているんだけれどまだβ版で試していた文章は再リリースしていない。いろいろつまづいたこともあるけど編集を経ない作品のリリースに消極的なことも理由のひとつ
  • 三島由紀夫研究余話

    はじめに 私は、愛媛県松山市に在住しています。 これまでに『三島由紀夫と刺青』『三島由紀夫と橋家』『三島文学に先駆けた橋健行』『三島由紀夫のトポフィリア』『三島由紀夫と神風連』などの研究論文を、鼎書房が刊行する「三島由紀夫研究」に発表するとともに、エッセイや小説などを手がけてきました。 また、この六月に拙論を二つ発表しました。 一つは、「三島由紀夫と神風連――『奔馬』の背景を探る」で、「三島由紀夫・鏡子の家 三島由紀夫研究⑭」(鼎書房)に掲載されました。「三島由紀夫と神風連――『奔馬』の背景を探る」では、三島が『奔馬』を執筆したときの参考文献を踏まえて、三島と神風連関係者との深い繋がりや影響などを探りました。徹底的に熊人脈を調査して、「アッ」と驚くような結論に導くことができたのではなかろうか、と考えています。 もう一つは、「小説に描かれた『三島由紀夫』覚書」で、「現代文学史研究 第二〇集

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    mukunokiy0725 2014/07/28
    研究ではないけど『猫間川をさがせ』は大阪を離れた代わりに国立国会図書館に通えるようになったことで書けた。旧三島由紀夫邸の近くに住んでるのが申し訳ないような http://mukunokiyasuo.hatenablog.com/entry/20070521/1180333100
  • ハイブリッド・リーディングは読書の未来?

    2014年5月24・25日に日記号学会の第34回大会が東京大学駒場キャンパスにて行なわれた。特集は「ハイブリッド・リーディング――紙と電子の融合がもたらす〈新しい文字学〉の地平」。日のブックデザインを牽引してきた杉浦康平、デリダ『グラマトロジーについて』の韓国語訳者で有名なキム・ソンド、フランスの哲学者であるベルナール・スティグレールなど、豪華なゲストを迎えて、デジタル時代の読み/書きの変容をふくめた新たな文字学=グラマトロジー(grammatologie)の展開を多角的に問い直す意欲的な企画である。大会進行の断片的なメモはここにまとめてみた。 記憶の外在化 とりわけ、私にとって一番の取っ掛りになったのは、ベルナール・スティグレールが登壇するということだった。『技術と時間』や『象徴の貧困』など日でも多数の翻訳があるスティグレールは、かつて銀行強盗をして投獄され、獄中で哲学を勉強し、そ

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2014/06/03
    ブクログや Booklap のレビューやコメントが本を読んでると勝手に集まってくるとか、どうだろう
  • 第10回 なぜ人は書庫を作ってまで本を持ちたがるのか

    前回は電子化という方法で蔵書問題を解決したケースをみてきた。 武田徹さんと大野更紗さん。二人に共通しているのは、電子よりも紙のの方が読みやすいという考えだ。大量に電子化してしまったことを武田さんは後悔していた。日常的に電子化をくり返し、電子化したを後もちゃんと読むと言った大野さんにしても「リーダビリティは紙が上」「日語のは紙で手に入れたい」と言ったことを話していた。 全ての蔵書を電子化してしまうのは味気ないと僕も思う。iPadなどのタブレットの出現、読みやすさを劇的に良くするアプリの開発という二点によって、「電子化された書棚」というものの活用が可能になってきた。だけれども、それは、武田さんのような尖った人の新しいことへの挑戦か、場所がないけどをたくさん所有したいという矛盾を解決するための打開策として実践するか、どちらかでしかやる価値がないのではないだろうか。 物体としてのを増

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    mukunokiy0725 2014/02/26
    自分は書庫を持つことなんてないだろうな……とおもいつつ螺旋階段にそって高く続く本棚、という光景には憧れる
  • リアル書店で電子書籍を売るということ

    三省堂書店とBookLive!は12月19日、の表紙をカメラで読み込むと電子書籍の検索や、書店員のPOP・コメントなどが表示できるアプリ「ヨミ Cam(よみかむ)」を発表しました。既に複数のメディアで記事になっており、SNSでの反響を見る限り比較的好意的に受け止められているようです。 それに対し、朝日新聞が12月22日に掲載した「対アマゾン、電子書籍で連携 書店や楽天など13社、めざせ『ジャパゾン』」という記事は、インパクトのあるキーワードもあってか、ネット上では批判的に捉えている方が多いように感じられます。今回は、この二つの似て非なる事象を通じ、「実店舗での電子書籍購入」の今後の可能性について考察します。 電子書籍の店頭購入サービスはすでに展開中 三省堂書店とBookLive!は以前から、店頭で電子書籍が購入可能な「デジ(でじぽん)」というサービスを展開しています。以前は三省堂神保町

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2013/12/26
    WARE と同じ発想だと思うんだが三省堂書店は積極的に活用しようとしてると。他の書店はどうかな。
  • 早起き鳥は文学全集の夢をみる

    ある日、アマゾンのKindle Fire HDでを読んでいたら、プライムユーザー(有料会員)向けにKindleオーナー・ライブラリーという「電子貸」のサービスが日でも始まっていることに気がついた。ひと月に一冊、無償でが読めるというので、さっそく何か面白いがないか物色してみた。 正直、品揃えにはあまり期待はしていなかったが、そこで発見したひとつのに驚いた。そのとは、後藤明生の『挟み撃ち』。講談社文芸文庫版を数年前に買い、読みかけたまま、家の中で紛失してみつからないだったのでありがたい。ダウンロードしてさっそく読み始めた。 後藤明生は1932年に旧朝鮮咸鏡南道永興郡に生まれ、1999年に亡くなった。「内向の世代」と呼ばれた一連の作家の一人で、蓮實重彦や柄谷行人といった批評家が高く評価したことでも知られる。『挟み撃ち』は1973年に河出書房から刊行された作品で、彼の代表作のひとつ

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    mukunokiy0725 2013/12/11
    これは幸福な実例。ところで Kindle って Word で原稿を受け付けてくれるのか。そんな事も知らんかった。
  • 『はだしのゲン』閉架問題が問いかけること

    終戦記念日を迎えてすぐ、反戦マンガとして知られる『はだしのゲン』の全巻が島根県松江市の小中学校の学校図書館で、昨年12月以来閉架扱いになっていたというニュースが伝えられた。昨年、作者の中沢啓治氏は死去しているが、平和教育の教科書的存在でもあった同書の学校図書館での扱いを巡って、議論が巻き起こっている。 封印された「はだしのゲン」 既報のとおり、一部の「市民」が、『はだしのゲン』は「歴史認識に問題あり」として、同書を学校図書館から撤去するよう、陳情を繰り返していた。いったんは松江市議会でこの陳情は否決されたが、その後、市の教育委員会が「内容をあらためて確認」した結果、「過激なシーン」の存在を問題視して、松江市内の小中学校の学校図書館において全巻を閉架処置としたものだ。 閉架に収められている書目が検索でき、必要に応じリクエストできる公共図書館と異なり、今回のような学校図書館での閉架処置となると

    『はだしのゲン』閉架問題が問いかけること
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2013/08/23
    小学校の時教室文庫に「ウルトラマン」の漫画版が置いてあって、怪獣が暴れた時人間の視点のシーンが多用されてて眼球飛び出した死体とかのシーンが頻出だったのを思い出す。学級文庫は教師に確認させる?
  • 編集をぼうけんする

    僕が最初に「をつくりたい」と思ったのは、もう15年も前、高校生のときのことだ。写真を撮り始めて、写真集をつくりたい!そう思ったときから、僕の「編集という冒険」がはじまった。その後はずっとグラフィックデザイナーをしてきたが、編集に関しては素人でしかなく、何回もをつくりはじめては、未完でやめていた。そんな未知の「編集」というフィールドで悪戦苦闘しながら冒険し、2010年にやっと完成したのがこの、『北海道裏観光ガイド』だ。 その発行元である「NPO法人北海道冒険芸術出版」は、出版を手段とし北海道という地域の課題解決に取り組む組織である。この『北海道裏観光ガイド』は、その最初のプロジェクトということになる。 をつくるという旅の途中でいろんな人が助けてくれたから、僕は冒険を続けることができた。とてもひとりでは、ここまでたどり着くことはできなかったように思う。見たことのない敵が現れるたびに、い

    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2013/08/21
    こんな面白い事が北海道から起こっているのだな。本と #ebook のパッケージ化について同意見。作る側からの発想ながらありではないか、とおもう
  • ウェブの力を借りて「本」はもっと面白くなる

    も好き、だけどネットも好き、テクノロジーも大好き――そんな人間にとって、ここ数年の「電子書籍(または電子出版。以下この二つを便宜的に同じものとして扱う)」をめぐる議論は、フラストレーションのたまるものばかりだった。 いわく、「が売れなくなる」「パブリッシャーがつぶれる」「海外企業に支配される」「海賊版が増える」「離れが進む」……こんな極端な悲観論が目に付く一方で、出版だけでなく、既存メディア全体がいますぐ用済みになり、ネットやソーシャルがとってかわる、といったような根拠薄弱な楽観論(?)も目立った。中には具体的な年をあげて、新聞等の「消滅」を予言したタイトルのもあったがあれはどうなったのか? つい最近も、同工異曲のが出版されている。 「(の)電子化」ではなく、「(ウェブの)書籍化」 新しい事象に直面したとき、狼狽した人々は大雑把でわかりやすい「物語」にすがりたがる。「◯◯はすべ

    ウェブの力を借りて「本」はもっと面白くなる
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2013/03/10
    丁度読んでる。web と e-book は同じテクノロジーで作られてて区別は恣意的なものだってとこを読み進めてる。
  • トークイベント「著者の磨き方」大原ケイ✕佐渡島庸平

    ※この記事は1月12日、東京・下北沢にある書店「B&B」で行われたイベント「出版関係者必聴!『著者の磨き方』」のレポートです。 [司会:酒泉ふみ(ボイジャー)、構成:高山みのり(ボイジャー )] ――最初にゲストのお二人をご紹介します。まずはニューヨークと東京を往復する文芸エージェントで、ブログ「とマンハッタン」でも知られる大原ケイ(写真右)さん。そして、講談社で『バガボンド』『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』などの人気作品を手がけ、昨年に作家のエージェント会社であるコルクを設立した佐渡島庸平さん(写真左)です。 大原さん、年末に帰国されて、日はいかがですか。 大原 ニューヨークより寒いです(笑)。 ――佐渡島さん、コルクを創業して4ヵ月が経ちましたね。まず創業の経緯をお話いただけますか? 佐渡島 コルクは三枝亮介という講談社の先輩と一緒に立ち上げました。僕が主にマンガの担当で、三

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    mukunokiy0725 2013/01/29
    翻訳の可能性は以前から感じてる。というかそれがないと面白くないというか。
  • 「超小型」出版をめぐるセッション

    1月10日にアップルストア銀座で「『超小型』出版と電子書籍/電子出版の未来」というイベントが開かれました。スピーカーのクレイグ・モド氏は出版シンクタンク PRE/POST の創業者であり、Flipboard のiPhone アプリ版の開発にも関わったデザイナー。過去4年間に関わった電子出版と電子書籍に関する幅広い作品においての経験をベースに多面的な考え方を紹介するセッションでした。 電子出版の未来、というタイトルにあるトピックは簡単に語りつくすことのできない大きな話題ではありますが、このイベントは包括的なものではなく、今までクレイグ自身がやってきた「超小型」出版(Subcompact Publishing)の試みや、彼がウォッチしている、これから破壊的技術(disruptive technology)となりうる動きを通して自身の考えを述べるという内容でした。 フィジカル・デジタルの間 まず

    「超小型」出版をめぐるセッション
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    mukunokiy0725 2013/01/26
    Tapestryなんかも登場してる