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ブックマーク / philo1985.hatenablog.com (1)

  • 「ロリータ、わが腰の炎」   ーウラジーミル・ナボコフの小説世界へ - イデアの昼と夜

    ところで、芸術と倫理のあいだの相克というこの問題については、暴力についで性の領域についても見ておく必要があることは、いうまでもありません。この領域においては、芸術はたえずスキャンダルを巻きおこしては、倫理の顰蹙を買いつづけてきました。 今回からの記事で取り扱いたいのは、20世紀のアメリカで活躍したロシア人作家、ウラジーミル・ナボコフの傑作『ロリータ』です。最初に、この小説の作者であるナボコフについて、少しだけ解説を加えておくことにしましょう。 ソビエト連邦を生みだした革命により、ロシア貴族の家庭に生まれたナボコフが大西洋を越えてアメリカへと亡命せざるをえなかったことは、彼自身にとっては不幸なことでしたが、ひょっとするとこのことは、芸術の歴史にとってはまたとない僥倖であったといえるかもしれません。この人は、来ならばあのマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』のような小説を書いていたかも

    「ロリータ、わが腰の炎」   ーウラジーミル・ナボコフの小説世界へ - イデアの昼と夜
    mukunokiy0725
    mukunokiy0725 2015/08/26
    自分が読んだのは大久保康雄さんの訳だったろうか。冒頭は「ロリータ、我が命の灯、我が肉の炎(ほむら)。我が罪、我が魂。口蓋を舌の先が三歩歩んで、三歩目に軽く、歯の裏に触れる。ロ・リー・タ」だったと記憶
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