18m3ドア車3両編成の電車が走る東急池上線。五反田駅からふたつ目の戸越銀座駅が、木材を積極的に取り入れて改装。電車の架線に届くぐらいまで木造屋根が大きく張り出し、ホーム全体が木に包まれた雰囲気に変わった(写真24枚)。 1927年に開業した戸越銀座駅は、複線の線路をはさむようにホームを置く2面2線の駅。駅舎は、戸越銀座商店街のメインストリートに向けて上下線別々にある。ホームは五反田駅へ向けて緩やかに上り勾配(5パーミル)で、右へカーブする線路に沿ってある。 今回の改装は、駅舎、ホーム屋根の建替え・延伸、トイレの建替えを実施。駅舎は鉄筋の骨格に木材を組み合わせ炭色に。新たにのれんも追加した。駅名板は“看板”ではなく、デザイン性のある切り抜き文字に。1番ホームに置くトイレも改装し、清潔感がアップした。また、五反田方面(2番)ホームの五反田寄りには、利用者から寄せられたメッセージをまとめたレリ