名古屋市東区の徳川美術館で、日本刀を見に訪れる若い女性が増えている。お目当ては、人気ゲームに登場する脇指(わきざし)「鯰尾藤四郎(なまずおとうしろう)」。ゲームファンの要望で特別公開したところ、2月の入館者数が前年より約3割増えた。 28日には、初心者向けの日本刀講座と交流会をセットにしたイベント「刀剣ファンビギナーズ!」を開催。今月3日夕にフェイスブックで告知すると申し込みが殺到し、翌朝には受け付けを締め切るほどの人気で、参加者100人のうち98人が女性だった。 ゲームは、今年からインターネットで始まった「刀剣乱舞」。日本刀を擬人化したオンラインゲームで、ファンから「鯰尾藤四郎は展示されているか」との問い合わせが同美術館に相次いだ。このため、1月から開催していた「武家のシンボル―武具・刀剣」展で、2月10日から急きょ公開したところ、若い女性たちが詰めかけるようになったという。特別公開の期