◇トッパングループ 凸版印刷(本社・東京都)などで構成するトッパングループは7月11日から、宮城県を中心に、仮設住宅地域を巡回する独自の移動図書館「ブックワゴン」を始める。 「自分たちの仕事に関連する手段で、被災者の方を勇気づけることができないか」という社員の熱意から企画された。 文学や芸術書、実用書や絵本など、幅広いジャンルの本を社内から募り、専用のワゴン車2台にそれぞれ約2000冊を積んで、定期的に各被災地を回る。ルートは未定だが、仮設住宅やその周辺で暮らす住民が対象で、一定期間、貸し出しにも応じる。 ワゴンに同乗するスタッフも社内で公募する。同社広報部は「今後は参加型のワークショップやカフェなどのサービスも行いたい」と話している。