傷害で送検の自衛隊員起訴猶予に 松山市にある陸上自衛隊松山駐屯地で指導中に隊員5人にケガをさせたとして傷害の疑いで書類送検された3等陸曹について松山地方検察庁は傷害の事実は認められるが、被害者の隊員が刑事処分を望んでいないなどとして10日までに起訴猶予にしました。 起訴猶予となったのは、陸上自衛隊松山駐屯地の第14特科隊に所属する24歳の3等陸曹です。 この3等陸曹は、駐屯地内で、指導中に隊員5人の頬を平手でたたき、鼓膜を傷つけるなどのケガをさせたとして傷害の疑いで自衛隊の警務隊から書類送検されていました。 この3等陸曹は、「隊員に再三、注意しても生活習慣や規律が守れていなかったのでたたいた」と容疑を認めていました。 松山地方検察庁は捜査の結果、傷害の事実は認められるが被害者の隊員が刑事処分を望んでおらず、すでに減給の懲戒処分も受けているなどとして10日までに起訴猶予にしました。