10周年を迎えたJR・南海橋本駅構内の「ゆかいな図書館」に、「よく頑張った。これからも長く続けて」などと励ましの手紙を添えて本の寄贈が相次いでいる。世話人たちは「これで年内分は大丈夫」と喜んでいる。 同図書館は利用登録や返却を義務づけていないシステムで、すべて寄贈本に頼っている。常時3000冊を並べ、通勤通学者だけでなく高野山を訪れる全国の人からも好評で1日平均200冊以上の利用がある。 9月25日に10周年を迎えたのを機に世話人の阪口繁昭さん(80)が、これまでに本を寄贈した約1500人に礼状を発送した。すると、「10周年おめでとう。長く続けられるよう頑張って」「ここまで続くとは思っていなかった。よく頑張った」「さわやかな図書館が思いだされた」などと返事の手紙を添えて、全国から新たに1300冊以上の寄贈があった。 阪口さんは「みなさんの善意が集約した図書館で、全国の人に支えられている。感