−−2016年のアニメ界最大の話題は映画「君の名は。」でした。 試写会に呼んでいただいて、前情報なしで見させていただいたんですけど、割と圧倒されました。僕は現在「劇場版ソードアート・オンライン」を作っていますが、劇場作品として比べられるのは嫌だなと(笑)。 見終わって、興行収入200億円を超えるとは分からなかったですけど「売れるな」と思いました。 まず、若い人が見てもわかりやすい。新海イズムというよりもプロデューサーの川村元気イズムなんじゃないかなと思います。 深夜アニメ寄りのアニメーションって、高校で考えると、40人いるクラスで人気がない3人が、現実逃避したり、自己実現をさせるためのアイテムなのに「君の名は。」は残りの37人を巻き込んでいる。 リア充に向けた映画なんです。リア充がこぞって行ってしまったので、残りの3人は立つ瀬がない。くそっと思いながらも、見てしまう。 昨今、実写映画を含め
「えー、まだ見てない」 「早くネットで見てみなよ、おもしろいから」 いまどきの上海の若者は日本人以上に日本の映画やドラマ、アニメをよく見ている。しかも、従来は一部の日本ファンに限られていた視聴者が、そのすそ野をぐっと広げるようになった。 昨年、上海の外資系企業に新卒入社した自称“日本オタク”の中国人女性、何華群さん(仮名)はこう話す。 「それまで日本のドラマや映画に無関心だった人々が、『半沢直樹』以来、一斉に見るようになりました。最近では『昼顔』ですね。私の周りの友人はみんな見てますよ」 「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系ドラマ、主演は上戸彩)は上海の若者だけではなく中高年をも夢中にさせているらしい。 しかも、いまどきの中国人は海賊版DVDなど買わずに、「優酷」や「土豆」といった動画投稿サイトにアクセスしてこれを見る。地下鉄の車内ではスマートフォンの画面にかじりつく姿があちこ
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