京都大など国立・私立4大学の入試問題がインターネット掲示板に流出した問題で、県内の各大学関係者も28日、対応に追われた。入試が行われた鳥取環境大(鳥取市)では、途中退室を認めない措置が急きょ取られ、ピリピリしたムードに。3日に県立高の入試を行う県教委でも担当者らが対策を急いだ。(松田卓也) キャンパスと大阪、岡山両市の3会場で入試を行った鳥取環境大では、開始前に入試担当者ら約10人で緊急の会合を開き、問題を解き終えた学生に認めていた途中退室をこの日から認めないことに。試験中にトイレで席を立つ学生に対し、携帯電話を所持していないか入念に尋ねることも各会場の監督者に指示した。 試験中には、京都大などの試験問題が投稿されたインターネット掲示板「YAHOO!JAPAN(ヤフージャパン)知恵袋」を職員が閲覧し、流出がないかを確かめた。だが、石井京子・入試室長は「膨大な数の投稿があり、同様の掲示板も無