書籍を裁断、スキャンして電子化する「自炊」について、代行業者が行う場合は著作権侵害に当たるかどうかが争われた訴訟で、最高裁はこのほど、業者側の上告を受理しないことを決めた。著作権侵害に当たると判断した知財高裁判決が確定した。 2011年に作家の浅田次郎さん、東野圭吾さん、林真理子さんら7人が代行業者を提訴。作家側は、ユーザー個人が電子化する行為は私的複製として「認められる余地がある」が、業者が大規模に客を募って行う場合は「私的複製に該当しないことは明らか」(弁護団)と主張。業者側は「複製の主体はユーザーであり、業者は『手足』に過ぎない」と主張していた。 知財高裁は2014年10月、自炊代行では業者が複製の主体だとし、私的複製として認められる要件を満たしていないとして著作権侵害を認め、賠償金70万円の支払いと複製の差し止めを命じていた。 関連記事 「自炊」代行2社にスキャン差し止め要求 東野
先日、自炊業者が逮捕されて、自炊業界に震撼が走りました。 「銀魂」45冊など複製、「自炊」代行業者逮捕 著作権法違反容疑 しかし、実態が、自炊業者ではなく、会員登録してくれたら、漫画あげるよというただの、違法コピー配布だったみたいです。社長は25歳の人ですね。 節子、それ、自炊ちゃう!ただの違法コピーや! http://ameblo.jp/50scanner/ http://www.fifsca.com/ ベルセルクやハンターハンターもくれるみたいです。 極めつけは、大人買いサービスという、「もう本とか送ってくれなくていいから、データだけ売るよ!」というアヴァンギャルドすぎるサービスまでやっています。すでに自炊ではない。。。 香ばしすぎて吹きました。どうも50円~で自炊代行してくれるみたいです。しかも、システマティックなbookscanと違い、メールベースとフォームベースを活用したの完全人
週刊少年ジャンプ(集英社)の人気連載漫画の電子データを不正に記録したDVDを販売したとして、長崎県警は1日、神奈川県座間市相模が丘2丁目、書籍電子化代行サービス業藤野真容疑者(25)を著作権法違反(譲渡権の侵害)の疑いで逮捕し、発表した。藤野容疑者は容疑について、黙秘しているという。 藤野容疑者は、紙の本を裁断・スキャンして電子書籍化する「自炊」の代行業者。個人が自ら使うために「自炊」するのは違法ではないが、代行業者に対しては作家らが民事訴訟を起こすなどしている。長崎県警によると、「自炊」代行業者の著作権法違反での逮捕は全国でも珍しいという。 発表によると、藤野容疑者は、漫画家空知英秋さんの「銀魂(ぎんたま)」45巻分の電子データを記録したDVD1枚を1月22日、東京都内の40代の会社員に1万円で販売した疑いがある。 藤野容疑者は「50SCANNER」(フィフティー・スキャナー)とい
2011年12月21日 自炊代行を提訴する作家の偽善〜再販制度での裁断本のほうが遥かに多いゾ この7人のセンセイによる記者会見での発言内容を読んだが、時代感覚のなさ、を露呈した迷会見だったと思う。(まあ、気持ちは分かるんだけどさw)スキャン代行業者提訴で作家7名はかく語りき東野圭吾氏、弘兼憲史氏など著名な作家・漫画家7名が、スキャン代行業者2社を提訴した問題。記者会見の場で7名は何を語ったのか。紙への思い、裁断本を含めた違法コピーへの憤り、出版業界の現状や未来など、各人がそれぞれの心情を吐露した内容をまとめた。私が思うに、小説家や漫画家が目指すべき本来的なアウトプット、目指すべき達成点は、ある種のストーリーを読者の脳内で紡ぎだし、読者の心をつかみ、深く揺り動かすことであって「インクが乗っかった物理的な紙の束」を届けることではないはずだ。 このセンセイ方は、アマ同人誌の発行者ではなく、商業出
Engadgetの記事によると、「Macmillan Publishersのボス」がブックエキスポの会場でGoogleのノートPCを盗み、あとから「盗られる側の気持ちが分かってもらえたかな」とのセリフとともに返却に現れたという。「ノートPCのどこにも「盗まないでください」と書いてなかった」とも。 さて、企業の「ボス」にしても驚くばかりの無知を明らかにした行動だ。 Google Book Searchは1800万冊の本のスキャンを計画したことを思い出してほしい。そのうち16%はパブリックドメインにあり、9%は著作権が存在しかつ今も刷られている。すなわち、Googleがスキャンするうちの残りの75%はすでに絶版となり、しかし著作権保護は続いている(と推測される)書籍だ。(この問題については30分ほどのプレゼンテーションを公開している)。 最初の9%については、各出版社とGoogleのあいだで契
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