中央大学の後楽園キャンパス構内で男性が刺され、学生も大学構内進入禁止になり騒然とするキャンパス正門入り口=14日正午、東京都文京区春日(緑川真実撮影) 14日午前、中央大理工学部の高窪統(はじめ)教授(45)が刃物で刺され、死亡した事件。学生らはキャンパスへの立ち入りを禁止され、捜査の様子を不安げに見守った。 理工学部の男子学生(20)によると、高窪教授はこの日午前10時40分からの2時限目で講義する予定だった。「どうなってるんだ」。授業開始から30分経っても教授が現れないため、学生がざわつき始めたところで、大学職員が休講を知らせに来たという。 「高窪先生から半導体について教わっていた。教授のトラブルなど聞いたことなく、なんで殺されたのか。大学側から説明がなく、何が起きたのか知りたい」と青ざめた表情。 理工学部電気電子情報通信工学科3年の男子学生(21)は2年次に、高窪教授の授業を受講した