つい先日、図書館の利用統計データを外部に提供するというアイデアについて考察しましたが、なんとそれを実現した大学図書館が現れました。 ハダーズフィールド大学図書館、蔵書の貸出履歴をクリエイティブコモンズライセンスで公開(英国) | カレントアウェアネス・ポータル ハダーズフィールド大学図書館のパターン氏(Dave Pattern)が、自館で約13年間にわたり蓄積した、8万タイトル分・300万件の貸出記録をクリエイティブ・コモンズライセンスで公開しています。 公開したデータは貸出記録のほか、OPACで表示したレコメンデーション(「この本を借りた人は、この本も借りています」)記録、およびFRBR風の ISBNのインデクス(LibraryThingから抽出)などです。貸出やレコメンデーション記録は、統計的処理がほどこされています。 リンク先で紹介されているリリース記事を少し読んでみたところ、データ
去年の夏以降、『[本]のメルマガ』や『ず・ぼん14』に貸出履歴を使ったレコメンドサービスや、蔵書を中心としたブクログのような機能について書いてきた。 これらの内容について、研究者や専門図書館員、図書館利用者などからポジティブな感想を頂いており、昨年度の計画の頓挫を惜しんで下さる方も少なくない。 一方で、公共図書館員からは何の反応もない。 現職の市立図書館副館長の発言としてどう思うのか、公共図書館員の感想や意見が聞けたらと思うのだが。 それでも、あの構想は正しいと支持して下さる方が少なくないということがわかり、役所に計画を阻まれ、公共図書館界の反応もないという状況下で、非常にありがたく勇気づけられた。 先日開催された、今年の図書館大会では『「Web2.0時代」における図書館の自由』と銘打ち、発表や討論が行われた。 ここでも公共図書館での貸出履歴活用などを語る場に、肝心の公共図書館員は1人も登
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