「保護期間延長問題と創作・流通支援策に関する think C-PT 提言案」に対する意見 ●提出者(法人名) 社団法人日本図書館協会(代表者:理事長 : ●意見 図書館は,古今東西の著作物を収集,整理,保存し利用に供することによって文化の発展 に寄与する立場にあります。 この間, 著作権保護期間延長問題については, 保護期間延長に慎重な立場を取ってきてお ります。 これは, 保護期間が延長されることは図書館資料である著作物の利用にさまざまな 支障が生じることを予測するからです。 この度, 貴プロジェクトチームがおまとめになった報告書・提言について意見を提出いた します。 1 日本版「フェアユース」規定の導入 提言に賛同いたします。 現在, 日本国著作権法では権利制限規定を設けることで, 著作物の公益的利用と著作権者 の権利の調和を取ることとなっております。 図書館が行為の主体となる,ある