1同人誌について 「文学界」の「同人雑誌評」が今月号で、50年以上にわたる歴史を終えた(http://book.asahi.com/news/TKY200811110159.html)*1。まずは、長い間お疲れ様でしたといいたい。いままで注目することはなかったけれど、最近気になっていたのが同人誌・同人作品の動向だっただけに残念である。創作系ミニコミ同人活動と批評(メタ言説)のリンク付けという問題は、そろそろ考えてみてもいいはずなのだ。 文壇界隈では同人活動の「高年齢化」ということが指摘されもするが、少なくとも僕の周辺では若い世代の同人活動が活発に現われている。それは最近の文学フリマ他ミニコミ即売会が証明しているし、ネット上での活動も散見される。文学の講義を受講している学生が即売会用の出版物を持ってきてくれたりもする。そして彼らにとってはライトノベルも純文学も関係ない。その間には形式的にも内