水がきれいになり過ぎて、魚が住めない?――。 瀬戸内海で魚介類の漁獲量が減り続け、漁師らから、こんな声が上がっている。水質改善が進んだことで、植物プランクトンを育てる窒素やリンなどの「栄養塩」が減り過ぎたことが一因と分析する研究者もおり、国も実態解明に乗り出した。 ◆「もうけがない」 関西空港に近い泉佐野漁港(大阪府泉佐野市)。瀬戸内海での8時間の底引き漁から戻ってきた男性(38)は、浮かない表情を見せた。この日はカレイやヒラメ、エビなどが取れたが、数はどれも少ない。 「10年前は1日に7~8万円分の水揚げがあったのに、今は2万円程度。船の燃料代も高いし、ほとんどもうけはない」 農林水産統計などによると、瀬戸内海の漁獲量は1982年の46万トンをピークに減少し、2010年は17万5000トンまで落ち込んだ。80年代に比べ、カレイ類が2分の1、イカナゴは6分の1に。アサリ類は約190分の1に
フカヒレスープやめて!サメに襲われた被害者が保護訴え2010年9月21日22時52分 印刷 ソーシャルブックマーク 【ニューヨーク=丹内敦子】サメに襲われて腕や足などを失った被害者らがこのほど、国連本部で記者会見し、多くのサメがアジアでフカヒレスープなどにするために殺されていると指摘し、サメを保護するよう訴えた。 会見はワシントンを拠点にする環境保護団体が企画。2004年にフロリダでサメに襲われてアキレス腱(けん)を切った女性は、「最初は仕返しにサメのステーキを食べることも考えた」が、悲劇を生産的なことに変えたいと思い直し、保護活動に参加するようになったという。 環境保護団体によると、毎年7300万頭のサメが、主にアジアでフカヒレスープにするため、ひれを切り落とされるなどして殺され、サメの種類の3割が絶滅の危機もしくはそれに近い状況に面しているという。サメの生育は遅く、絶滅すれば海中の生態
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く