初音ミクのジレンマ Twitter経由で「せんみく(仙台初音ミク音楽祭)」の模様などが報告されるのをボーッと読んでいたら、ちょっと気になる発言があった: プロの現場でも仮歌を使う KAITOとMEIKOが多い これ、前後の文脈から理解するに、プロの音楽制作現場でもボーカロイドを仮歌用に使うのだけれど、その場合は初音ミクよりも、KAITOやMEIKOがより多く使われているということらしい。 普通に考えれば、上手に歌わせるのが難しいKAITOやMEIKOよりも、調整なしでも割と自然に歌ってくれる初音ミクを使うほうが良さそうに思える。しかし、仮歌というのは、あくまで「仮」なのであって、その後に本番の歌を入れるのだから、仮歌の段階で必要以上に歌唱表現のあり方が固定されてしまうのは避けたい。 逆に言うと、初音ミクはボーカリストとしてキャラが立ちすぎているため、初音ミクで仮歌を入れてしまうと、意図する