昨年、区内の全小学校に、読み聞かせや図書室の装飾、整理、貸し出しなどを行う図書ボランティアが配置された。その数、400人余り。更に麻生区に次いで2例目となる、とりまとめ役の『宮前区小学校図書ボランティアの会(伊藤千代子代表)』があり、ボランティア同士の情報交換も行われている。 宮前区小学校図書ボランティアの会は、“読書のまち・かわさき”事業が立ち上げられた翌年、2001年に発足した。それまでは各校の保護者がそれぞれ行っていた「読み聞かせ」だった。しかし自宅で子ども達に本を貸し出す『三月文庫』を主宰する伊藤さんの元には「どんな本を選べばいいの?」という同じ悩みを持つ保護者から相談が寄せられていたという。そこで「だったら皆で相談できる会を立ち上げよう」と、伊藤さんを発起人に、24名のメンバーからスタートした。今年で7年目。 活動内容は教育委員会との懇談会、ボランティアのための講習会、大人の