高さ2.5メートルのロボットが、人を乗せてのしのし歩く――SF漫画「アップルシード」で活躍する人間搭乗型ロボットスーツ「ランドメイト・ギュゲス」の実物大モデルを、東京の模型メーカーなどが作成した。実際に人が乗り込んで動かすことができる。現状はかなり「人力」依存だが、将来的にはモーターなどを導入し、災害現場で救助に当たったり、工事現場で作業したりできる動力スーツに生かしたい考えだ。お披露目されたばかりだが、置き場所などの都合で、数カ月後には解体される予定という。 「アップルシード」は、「攻殻機動隊」などで知られる漫画家、士郎正宗さんの代表作の一つ。映画化もされ、人体の動きをトレースした「モーションキャプチャー」による精密なアニメーションが話題になった。ランドメイト・ギュゲスは物語の中で縦横に活躍する。主人公が搭乗し、体の動きの通りに、ロボットスーツがパワフルかつ精密に動く。SFアニメファンの