ブラジルのボルソナーロ前大統領=2023年6月、ブラジル首都ブラジリア/Sergio Lima/AFP/Getty Images サンパウロ(CNN) ブラジルのボルソナーロ前大統領が2022年10月の大統領選で敗れた後、当時の軍指導者にクーデターの計画を示していたことが新たに公表された裁判所文書で17日までにわかった。 同国の最高裁判所が15日、陸軍や空軍の両元司令官の証言が盛り込まれた文書を連邦警察に提示した。前大統領は22年12月7日、首都ブラジリアにある大統領府で持った会合でこのクーデター計画を持ちかけたとされる。 これに対し両元司令官は政権の延命を図るこの計画に加わることを拒否し、ボルソナーロ氏を逮捕するとも警告したという。 前大統領は今年2月初旬、連邦警察が進めるクーデター未遂疑惑の捜査の一環として自らの旅券が没収されてもいた。クーデター疑惑への関与については否定している。 最