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先秦に関するnagaichiのブックマーク (300)

  • 2000年以上失われていた儒教経典『楽経』を発見か

    中国中部にある湖北省荊州市では2019年から現在まで、戦国時代(紀元前476~前221年)の簡牘(かんどく、木簡や竹簡を指す)が1万枚以上も次々に出土し、その修復や整理、研究なども各国の注目を集めています。荊州博物館の王明欽館長はこのほど中国中央電視台(中央テレビ、CCTV)の番組の「簡牘でわかる中国」に出演し、これらの簡牘に関する最新の研究成果を紹介しました。 王館長によると、考古学者は2021年、荊州市荊州区洪聖村にある王家嘴楚墓で3200枚以上の戦国時代の簡牘を発見しました。うち160枚ほどに記載されていた内容は、すでに失われてしまった儒教で重視される戦国六経の一つの「楽経(がっけい)」である可能性が高いとされています。『楽譜』と暫定的に命名されたこれらの簡牘は二行で書かれ、主に十干や数字、一部の簡潔な記号があり、豊かなリズムが示されており、2000年以上前の輝かしい儀礼音楽文化

  • 記録へのこだわりと執念|ちくま新書|佐藤 信弥|webちくま

    2024年大河ドラマ『光る君へ』で、主人公のまひろ(紫式部)が学んでいた歴史書『史記』。その執筆にあたって、司馬遷はどのようなものを参照したのでしょうか。古代中国王朝の「記録」を出土文献に探り、歴史観の興りや歴史認識の変遷を読みとく『古代中国王朝史の誕生』冒頭を公開します。 中国古代の歴史書に関して、筆者には好きな話がひとつある。『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』の襄公(じょうこう)二十五年に見えるエピソードである。春秋時代、現在の山東(さんとう)半島に位置する斉(せい)の国に崔杼(さいちょ)という重臣がいた。この人が棠姜(とうきょう)という未亡人にひと目ぼれしてに迎えた。 ところが悪いことに斉の君主の荘公(そうこう)が以前からこの棠姜と私通していたのである。だから彼女が崔杼と再婚したあとも、荘公は崔杼の邸宅に通って関係を続けた。それだけでなく彼の冠を持ち出して人に与えて辱(はずかし

    記録へのこだわりと執念|ちくま新書|佐藤 信弥|webちくま
  • 秦の始皇帝はアレクサンドロス大王にそっくりの模倣者だった!?神話研究の最先端の論文に当惑も?

    巫俊(ふしゅん) @fushunia 2022年12月刊行の『神話研究の最先端』(笠間書院)に、秦の始皇帝は、アレクサンドロス大王の模倣者で、アレクサンドロス大王の神話を意識した自らのイメージを持っていたはずだが、それは秦帝国の崩壊によって失われたと主張する論文が載っていて驚愕したところです。比較神話学で儲かるかは不明ですが twitter.com/akagitsuyoshi/… 2023-06-18 22:29:07 赤城毅/大木毅 @akagitsuyoshi オレも老後の資金を稼がなければならないので、とりあえずアレクサンドロス大王は実はひそかに日に渡ってきていて、その子孫が日武尊であるという妄説を唱えることにしたい。 2023-06-18 21:21:20 巫俊(ふしゅん) @fushunia 著者によるほぼ同じ内容の論文がこちらに掲載されてて、リンク先でダウンロードできます。

    秦の始皇帝はアレクサンドロス大王にそっくりの模倣者だった!?神話研究の最先端の論文に当惑も?
    nagaichi
    nagaichi 2023/07/02
    ヘレニズム文化が秦代の中国に到達していた積極的な証拠がないだろう。類似の指摘も我田引水なものでしかない。
  • 春秋時代ブーム、マジでこない

    なんでやろな

    春秋時代ブーム、マジでこない
    nagaichi
    nagaichi 2023/06/05
    晋と楚の二大国の対立抗争と、あとは脇役と考えれば、結構単純化できるで。
  • 「安」字の字源 - 古代漢字学習ブログ @kanji_jigen

    「安」字は究極的には「」字に由来する。「」字は上古漢語{安 *ʔˤan 座る}の表語文字で、図形的には、座った人の脚部に敷物を描いた短い筆画(あるいは座った姿勢を強調するための抽象的な記号)を添えた形である。「」字に意味分類符「宀」を加えて「→」の形となり、画を省略して「安」の形となった。 甲骨金文では「安」字が「(宀+女)」と書かれたことはなく、「宀+女」から構成される甲骨文字の「」は「安」字とは関係がない。日民間字源学者が現在でも提唱している「女性が家の中にいる」式の説明は誤りである。 以下、第1節では《説文》にはじまる「女性が家の中にいる」式の説明を含む初期の憶説を紹介する。第2節では「安」字がかつては単純な「宀+女」という構造ではなく、それに加えて短い筆画が添えられていたことを示し、その解釈の歴史を振り返る。第3節と第4節では、それぞれ、単純な「宀+女」という構造を持つ甲骨文字、

    「安」字の字源 - 古代漢字学習ブログ @kanji_jigen
  • 隅田金属日誌(墨田金属日誌) 殷は温暖化で滅んだ

    殷周革命には温暖化の影響があったのではないか。殷のⅢ-Ⅳ期は気候変動で旱魃傾向にあった。その影響もあって殷は滅んだのではないか。 『華夏考古』にそれを示唆する記事がでている。楊謙さんと詹森楊さんの「商代晩期気候変遷与祝井儀式発生」である。* これがなかなか面白い。 殷の時代において中原は総じて暖湿の環境にあった。 今よりも年平均気温で2度、1月平均気温では3-5度も高い。だから南方の獏や水牛も生息していた。これは骨が出てくるし甲骨文にも名前が出てくる。そもそも象は象形文字として登場している。 また雨も多い。甲骨文を読むと1月から13月[ママ]まで一年中雨が降っている。9月には18日連続で降った記載がある。ほかにも12月に作物を収穫したとの記録もある。年間降水量は今の700ミリよりも100ミリ多い800ミリ程度であるとしている。 記事中では、まずもって今の長江流域の気候水準であるとしている。

  • 古代中国の青銅器がかわいい!泉屋博古館学芸員にインタビュー | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

    この記事をご覧になっている方の中には、美術館や博物館などに行った際、古代中国の青銅器を目にしたことがある方も多いと思います。謎めいて神秘的なこれらの青銅器は、今から約三千年前、殷周時代に生み出され、国や時代を超えて多くの人を魅了してきました。 そんな魅力的な中国古代の青銅器ですが、一見、何に使っていたのか想像もつかず、文様なども奇想天外であるため、どうやって鑑賞すればいいか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、世界でも屈指の青銅器のコレクションを所持する泉屋博古館の学芸員、山堯(やまもとたかし)さんに、青銅器とは何かというところからその奥深さまで、広く語っていただきました。 ※美術品として特に評価が高いのは殷周時代の青銅器で、泉屋博古館には殷周青銅器のほか、後の時代の青銅器も所属されています。なお、この記事で「青銅器」という場合、殷周とその周辺の時代の青銅器を

    古代中国の青銅器がかわいい!泉屋博古館学芸員にインタビュー | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
    nagaichi
    nagaichi 2022/11/24
    泉屋博古館は3回くらい行ったな。古代中国では祭祀の象徴が鼎で、軍事の象徴が斧鉞。殷代の青銅器は酒器が多い。祖先神や自然神を祀りながら宴会してたんだろ。初めて見る人は青銅器の饕餮紋(獣面紋)を見てほしい
  • 春秋戦国時代の城郭都市の遺跡発見、中国・無錫市

    【9月27日 CGTN Japanese中国東部、江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)の鴻山国家考古遺跡公園内にある呉家浜遺跡は、これまでの発掘調査により、その輪郭が徐々に浮き彫りになっています。炭素14年代測定および出土品に対する初歩的な分析の結果、考古学者は遺跡が春秋末期から戦国初期にかけての城郭都市であると暫定的に判断しました。 現地では、2019年末に溝を掘っていた地元の農民が陶器のかけらを大量に発見し、20年に無錫市文物考古研究所が城壁の遺構を発見しました。21年に遺跡の3地点に対する発掘で、生活用の陶器や原始磁器(施釉陶器)が大量に見つかりました。 遺跡の探査によりますと、この城郭都市は、内部から外部にかけて「内城」「外城」「郭城」に分かれており、敷地面積は約80万平方メートルです。うち内城の西と南には城壁が築かれ、東と北は川を障壁とし、内城の敷地面積は約8.3万平方メ

    春秋戦国時代の城郭都市の遺跡発見、中国・無錫市
  • 中国の三星堆遺跡で新発見 祭祀坑は商王朝末期のもの

    【6月14日 CGTN Japanese中国南西部、四川省(Sichuan)にある謎めいた三星堆(Sanxingdui)遺跡で13日午前、考古発掘の新たな成果が発表されました。三星堆祭祀(さいし)坑の年代が確認され、年代が少し後の五号坑と六号坑を除く祭祀坑の埋蔵年代はほぼ一致しており、中国2番目の王朝である商王朝の末期、今から約3200~3000年前のものであることが分かりました。これにより、三星堆遺跡が所属する古蜀文明は中華文明の重要な一部であることが確認されました。 中国考古学会の理事長・王巍(Wan Wei)氏によりますと、三星堆遺跡から出土した200余りの標に対する年代測定によって、商王朝末期のものだと確定されました。当時は中華文明の青銅文明が非常に盛んな時期でした。商王朝は「殷商」とも呼ばれ、「司母戊大方鼎(后母戊鼎)」などの青銅器が盛んに鋳造されましたが、三星堆遺跡の青銅器

    中国の三星堆遺跡で新発見 祭祀坑は商王朝末期のもの
  • 古代中国の歴史書に「最古のオーロラ記録」を発見! なぜ中国にオーロラが? - ナゾロジー

    古代中国から伝わる『竹書紀年』(ちくしょきねん)は、紀元前2400年ころの伝説時代から、紀元前299年ころの戦国時代にいたるまでを記録した歴史書です。 司馬遷の『史記』と並んで古代中国の最重要資料となっていますが、このほど、『竹書紀年』の中に、人類が記した現状最古となるオーロラの観測記録が見つかった、と発表されました。 記述には「夜空に五色の光が輝いた」という内容が見られたようです。 研究の詳細は、2022年1月17日付で科学雑誌『Advances in Space Research』に掲載されています。 Earliest Known Report of Aurora Found in Ancient Chinese Chronicle http://www.sci-news.com/space/bamboo-annals-aurora-10703.html オーロラが教えてくれる宇宙のこ

    古代中国の歴史書に「最古のオーロラ記録」を発見! なぜ中国にオーロラが? - ナゾロジー
    nagaichi
    nagaichi 2022/04/18
    『古本竹書紀年』周紀に「周昭王末年,夜有五色光貫紫微,其年,王南巡不返」とあるところか。「見つかった」というと、まるで新発見史料みたいだが、以前から知られてる史料。紫微は天の北極。断代工程的には前977年
  • なんで「公爵」「侯爵」って名前にしたんだろう

    口に出した時にどっちも「こうしゃく」になっちゃうの、めちゃめちゃ困るのはわかりきってただろうに

    なんで「公爵」「侯爵」って名前にしたんだろう
    nagaichi
    nagaichi 2022/03/25
    公・侯・伯・子・男は周の爵制。殷のころにも侯・伯・子・田・邦伯(方伯)といった爵位があったらしいが。秦漢のころには二十等爵だったのが、魏晋で五等爵が復活。都合の悪いことは曹氏や司馬氏のせいにしておけ。
  • 古代中国の性生活は想像以上に激しい? 早大教授が語る、驚きと発見の日常史

    始皇帝、項羽と劉邦、武帝ら英雄が活躍した中国の秦漢時代において、人々はどんな私生活を送っていたのかーーどんな家に住み、何を生業として、如何にして異性との関係を築き、どのように日々の楽しみを求めていたのか? もしも現代人が古代中国にタイムスリップをして、24時間を過ごしたらどうなるかを検証した新書『古代中国の24時間』がヒット中だ。画期的な切り口で古代中国の日常を鮮やかに描き出したのは、早稲田大学文学学術院教授の柿沼陽平氏。同書を著した理由や、古代中国恋愛事情などについて話を聞いた。(編集部) あまりにも平凡な出来事は記録に残りにくい 柿沼陽平教授 ーー『古代中国の24時間』は、まるでロールプレイングゲームや異世界転生のライトノベルのように、二千年前の中国の1日を追体験するようなユニークな「日常史」の新書です。この新鮮なアイデアはどのように生まれたのですか? 柿沼:もともと僕は実家が客商売

    古代中国の性生活は想像以上に激しい? 早大教授が語る、驚きと発見の日常史
    nagaichi
    nagaichi 2022/02/14
    中公新書で出た柿沼先生の御著『古代中国の24時間』。中華風ファンタジーを書きたい人には、これと東洋文庫の『中国社会風俗史』がオススメですね。
  • 『史記』に学ぶべき知識人の役割とは - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary 司馬遷『史記』に登場する焚書坑儒は、儒者どもが体制批判したせいだとされるが、実は穴に埋められた儒者たちにもそうされる十分な原因があったのかもしれない。かつて儒者を厚遇していた始皇帝だが、封禅の儀式のやりかたに結論を出せず、しかも後から揚げ足をとって悪口を述べた儒者の役立たずぶりに呆れた可能性がある。 これは二千年以上の時をこえた現代であっても、儒者=知識人の役割について何かしらの示唆を与えるものかもしれない。いやあ、古典って当にすばらしいですね。 落合『殷』を読んでちょっと興味が向いて『史記』を実際に読み始めておるですよ。 史記 全8巻セット (ちくま学芸文庫) 作者:司馬 遷筑摩書房Amazon 一応歴史記録で話は淡々と進むし、紀ではなぜか各種エピソードが何度か繰り返されて、続きを読んでいるつもりが話が戻っていたりして面らうし、おもしろいからみん

    『史記』に学ぶべき知識人の役割とは - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    nagaichi
    nagaichi 2022/02/07
    「殷の紂帝」「周の武帝」「儒教的な徳を積んでいるかで決まる、という立場」ツッコミどころ満載な雑語りだなあ。
  • MSN

    MSN
    nagaichi
    nagaichi 2021/12/16
    陸羽『茶経』六之飲 http://members.ctknet.ne.jp/verdure/cyakyou/06.html に斉の晏嬰が茶を飲んでたような記述があるんだけど、もしかしたらホントだったのかしらん。
  • 3000年前の黄金仮面、中国南西部の遺跡から出土 

    中国南西部で発見された複数の祭祀(さいし)坑から出土した数百点の遺物の中から、3000年以上前の黄金の仮面が見つかったことがわかった。中国・四川省文物局が明らかにした。 これらの遺物は、成都郊外にある面積約12平方キロメートルの三星堆(さんせいたい)遺跡で発掘された。1920年代に地元の農民が偶然この遺跡を発見して以来、これまでに何千点もの遺物が出土している。 黄金の仮面は今年6月に発見され、9月に入って初公開された。国営新華社通信によると、仮面の重さは約100グラムで、単体ではなく青銅人頭像の一部であったとみられるという。この仮面は、紀元前1046年まで続いた殷(いん)王朝後期のものと考えられている。 中国の国営メディアによると、仮面はここ数カ月の間に祭祀坑から出土した約500点の遺物の一つで、このほかにも象牙、翡翠(ひすい)のナイフ、「尊」として知られる儀式用の器、青銅の置物などが見つ

    3000年前の黄金仮面、中国南西部の遺跡から出土 
  • 三星堆遺跡でウルトラマンと諸葛亮の「そっくりさん」発見

    三星堆出土の「ウルトラマン」VS物のウルトラマン(2021年9月10日提供)。(c)CGTN Japanese 【9月11日 CGTN Japanese中国四川省(Sichuan)文物考古研究院は9日、三星堆(Sanxingdui)遺跡考古発掘の重大な成果獲得の経緯説明をする記者会見を開きました。四川省広漢市(Guanghan)にある三星堆遺跡は現在から5000年前から3000年前にかけてのものであり、中国南西部で発見された遺跡の中でも分布範囲が最も広大であり文化面の内容も最も豊富な、古い四川文化の遺跡です。 考古学者は今回出土した文化財の中に、ウルトラマンや諸葛亮(Zhuge Liang、孔明)の「そっくりさん」を発見しました。考古学者は3号坑南部から青銅製の人物立像を発見しました。この立像の高さは20センチ程度で、それほどは大きくありませんが、その造形がテレビで放送されているウルト

    三星堆遺跡でウルトラマンと諸葛亮の「そっくりさん」発見
    nagaichi
    nagaichi 2021/09/12
    三星堆遺跡で新発見された祭祀坑の発掘。縦目仮面のインパクトを超えるものは出ていないが、独特の耳の形状は健在。 http://news.china.com.cn/2021-09/09/content_77743643.htm
  • 酒池肉林の"肉林"はえっちな要素ではない!→時代背景を踏まえたパーティー会場のイメージ「光景には性欲要素もある」

    So Takamoto @tkmtSo 酒池肉林、勘違いされがちだけど肉林は肉欲のことではなく焼いた肉をたくさん吊るして当に林っぽくした状態のことを指していて、酒池はともかく肉林はそんなにそそられるか…?と気になっていたのだけど、あるとき肉林はつまりケバブパーティーだぞって言われて以来やりたさを理解できるようになった 2021-08-18 19:40:42 リンク www.weblio.jp 酒池肉林とは - Weblio辞書 「酒池肉林」の意味は《「史記」殷紀の「酒を以て池となし、肉を懸けて林となす」から》酒やべ物がふんだんにある、贅(ぜい)を極めた酒宴のこと。Weblio国語辞典では「酒池肉林」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。

    酒池肉林の"肉林"はえっちな要素ではない!→時代背景を踏まえたパーティー会場のイメージ「光景には性欲要素もある」
  • 世界最古の貨幣鋳造所が見つかる、2600年前、中国

    中国、河南省の官荘遺跡から出土した鋤(すき)型の青銅の硬貨「布銭(ふせん)」。中国最古の硬貨で、世界最古の硬貨の可能性もある。(PHOTOGRAPH BY HAO ZHAO) 中国東部の河南省にある官荘遺跡を発掘していた考古学者たちが、世界最古の貨幣鋳造所を発見した。約2600年前、農具である鋤(すき)の形を模した青銅の硬貨「布銭(ふせん)」を量産していたという。8月6日付で学術誌「Antiquity」に論文が発表された。 世界で最初に鋳造貨幣がつくられた場所は、現在のトルコとインドと中国の3カ所のいずれかと考えられている。しかし、はっきりと年代が確認された鋳造所は見つかっていなかった。「現時点で、官荘の鋳造所が、確実に年代を特定できるもっとも古い貨幣鋳造所です」と、中国、鄭州大学の考古学者で、論文の筆頭著者である趙昊(ジャオ・ハオ)氏は話す。 論文によると、城壁と堀を備えた城郭都市の官荘

    世界最古の貨幣鋳造所が見つかる、2600年前、中国
  • 【書評】殷の女性兵士から兵馬俑の髪型の秘密まで、古代中国史の最新知見を得られる『戦争の中国古代史』 - 明晰夢工房

    戦争中国古代史 (講談社現代新書) 作者:佐藤信弥 発売日: 2021/03/17 メディア: Kindle版 古代中国史の入門書として文句なしにおすすめできるが出た。書『戦争中国古代史』はタイトル通り軍事についての記述が多いものの、殷~前漢の政治史を要領よくまとめているので古代中国史の概説書としても使える一冊になっている。古代中国史の最新知見を盛り込みつつ、殷の女性兵士や武霊王の「胡服騎射」改革の真の目的、「宋襄の仁」が当時の「軍礼」に基づく行為だったことなど、興味深いトピックを数多くとりあげているので、中国史に少しでも関心のある人なら楽しく読みすすめられる内容になっている。 以下、興味を引かれた内容についていくつか紹介する。 殷に「女性兵士」は存在したか 殷の王妃・婦好は「戦う王妃」として有名だ。実際に彼女と軍事とのかかわりを示す甲骨文が出土している。だがこのによれば、殷代に

    【書評】殷の女性兵士から兵馬俑の髪型の秘密まで、古代中国史の最新知見を得られる『戦争の中国古代史』 - 明晰夢工房
    nagaichi
    nagaichi 2021/03/27
    さとうしん先生@satoshin257の新著やな。一般向けながら古代中国史の基礎知識をひととおり持ったうえで読んだほうが楽しめるとは思う。 ところで『佐伝』じゃなくて『左伝』。『春秋左氏伝』の略称だよ。
  • 三星堆遺跡で新たに六つの祭祀坑発見 黄金仮面など500点以上出土

    この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【3月22日 Xinhua News】中国国家文物局は20日、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で、長江上流域文明の中心とされる同省広漢市(Guanghan)の三星堆(さんせいたい、Sanxingdui)遺跡で重要な発見があったと発表した。3千年余り前に四川省一帯で栄えた古蜀国の祭祀(さいし)坑6基が新たに見つかり、黄金仮面、青銅の人物像や酒器、玉製礼器、絹、象牙などの遺物500点以上が出土した。 同遺跡は成都平原の北部に位置する。分布面積は約12平方キロメートルで、中心区域の三星堆古城の面積は約3・6平方キロメートル。中国西南地区で最も規模が大きく、最も長く栄え、最も豊かな文化を持つ古城であり、古国であり、古蜀文明の遺跡とされる。

    三星堆遺跡で新たに六つの祭祀坑発見 黄金仮面など500点以上出土