県内の多くの小中学校の校長や市町村長あてに、ウクライナの住民を名乗る人物から「卓球用品を送ってほしい」という手紙が届いていることが10日、県教委などへの取材で分かった。関係者は「ウクライナと特別な交流はないのに、なぜ」と不思議がっている。 県教委によると、8日に西北と中南の教育事務所から、管内の複数の小中学校にこうした手紙が届いたと報告があり、10日午前までに青森市、弘前市、つがる市、五所川原市、十和田市、むつ市、おいらせ町、大間町、風間浦村の6市2町1村の小中学校に届いたことを確認したという。 学校に届いた手紙の差出人はウクライナ東部のルガンスク州に住む小学生のきょうだいを名乗る2人。英文で「内戦でスポーツ用品が購入できないので、卓球選手の父親のためにラケットのラバーを送ってほしい」という内容が書かれていた。文書はパソコンで作成されたとみられ、名前と住所、メールアドレスが記されていた