マケドニア南東部ゲブゲリヤにある鉄道駅で、他の移民らと共に列車を待つシリア人カップル(2015年8月29日撮影)。(c)AFP/ARIS MESSINIS 【9月2日 AFP】国際移住機関(International Organization for Migration、IOM)は1日、欧州を目指し地中海(Mediterranean Sea)を渡った移民の数が今年は既に35万人を超え、その危険な旅路の途中で死亡した人の数が約2600人に達したと発表した。欧州が直面している第2次世界対戦(World War II)以降最大の移民危機の規模を示す数字だ。 今年に地中海を渡った人の数は、既に昨年の通年人数21万9000人を上回っている。IOMの最新のデータによると、23万4778人の移民がギリシャに、11万4276人がイタリアに到着。次いでスペインに2166人、マルタに94人となっている。ギリシ