広州大仏寺南院プロジェクト建設現場の発掘調査で見つかった晚唐期の大規模な陶器の堆積。広州市文物考古研究院提供(2019年6月17日撮影)。(c)Xinhua News 【7月5日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の文物考古研究院は6月29日、市内の大仏寺南院プロジェクト建設地で緊急性の考古学調査と発掘を実施したことを明らかにした。唐や五代、宋、明、清各時期の文化遺構が見つかり、晩唐や五代、宋代の多くの遺物が出土した。 考古スタッフによると、今回の調査発掘での最も重要な発見は、晚唐期の大規模な陶器の堆積と五代南漢期の大規模なレンガ敷き地面だという。 晚唐期の陶器の堆積は不規則な灰坑(かいこう)状の遺構で見つかった。坑内には大量の陶器と施釉陶器が集中して埋まっており、壜(たん、液体を入れるつぼ)や罐(かん、広口のつぼ)、椀(わん)、執壺(しっ