【2月3日 AFP】キプロス首都ニコシアの旧市街で進む大聖堂の建設計画に伴い、隣接する指定建造物が取り壊され、キプロス正教会(Church of Cyprus)に怒りの声が上がっている──。 内務省は2日、前日の「指定建造物の恣意(しい)的で違法な取り壊しについて、大いに困惑し、憂慮している」と述べ、また壊された建造物4棟は教会が所有する土地に立っていたが、取り壊しは文化遺産保護に関する法律に違反するとした。 キプロス正教会は、政治的影響力が大きい。しかし、今回の取り壊しをめぐっては、クリゾストモス2世大主教(Chrysostomos II)に対し、人々は激しく抗議している。 ニコシアのコンスタンディノス・ユロカジス(Constantinos Yiorkadjis)市長は2日、キプロス放送(CyBC)のラジオを通じ、取り壊しは違法であり市の許可なく行われたと述べた。 記録によると、取り壊さ