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小説と日中関係に関するnagaichiのブックマーク (3)

  • 過熱する中国の出版界、冷淡な日本の出版界――中国出版界が日本文学に注ぐ熱い視線(後編) | HON.jp News Blog

    《この記事は約 6 分で読めます(1分で600字計算)》 中国における日文学の翻訳事情について、北京大学・馬場公彦氏によるレポート後編をお届けします。前編はこちら。 日側出超、中国側入超の不均衡 日文学の翻訳上の諸課題 中国図書市場での日文学の人気が過熱気味に高まっていることは喜ばしい。だがそれゆえの悩ましい問題も顕在化している。田雁さんの研究書と尹朝霞さんの論文の指摘をまとめよう。 第1に重複出版の増加。とりわけ版権許諾料の発生しないPD作家の作品は、各社がこぞって出版している。尹さんの挙げた例によると、芥川の『羅生門』は訳者と出版社を換えて21点の版が出ている。話題沸騰中の太宰『人間失格』は22点出ている。翻訳者同士が力量を競いあうことで訳文の質が向上し、読者が訳文の個性を吟味するという愉しみもあろうが、ここまで重複が激しくなると、あとは出版社同士が価格・装丁・付録などでの差

    過熱する中国の出版界、冷淡な日本の出版界――中国出版界が日本文学に注ぐ熱い視線(後編) | HON.jp News Blog
  • 近代の名作小説、現代の流行小説を網羅――中国出版界が日本文学に注ぐ熱い視線(前編) | HON.jp News Blog

    《この記事は約 9 分で読めます(1分で600字計算)》 北京大学・馬場公彦氏による中国の出版事情レポート、今回は中国における日文学の翻訳事情について。前後編でお届けします。 日と同じく、中国も翻訳文学大国 日文学の翻訳事情 先の中国レポート「巨大な児童書市場での日のプレゼンス」で、書籍市場の売上3割を占める児童書において、外国のコンテンツが主流を占め、イギリスに次いで日アメリカの作品が多く翻訳されていることについて触れた。2019年の売上実績をみると、主要なジャンルは売上額順に児童書―学参書(教材・副読を含む)―社会科学に次いで文学関連で、これらを合算すると80%を超える市場規模に達する。そのうち文学は昨年比1.74%減とはいえ、全売上額の10.19%である。 さらに文学の内訳をみると、小説・散文が売上額の大半を占めており、小説の細目では中国現代文学(ランキングのトップは余

    近代の名作小説、現代の流行小説を網羅――中国出版界が日本文学に注ぐ熱い視線(前編) | HON.jp News Blog
  • 村上春樹の新作「1Q84」は「魯迅に捧げる中国色溢れる作品」...|レコードチャイナ

    2009年4月5日、魯迅研究で知られる文学博士の藤井省三東大教授が、上海市作家協会主催の講演会で村上春樹氏の新作「1Q84(いち・きゅう・はち・よん)」について独自の理論を展開した。文匯読書週報の8日付の報道。 魯迅文学に関する研究や村上春樹作品と中国の関係についての研究で有名な藤井省三教授は、07年に「村上春樹のなかの中国」を出版。世界各国で高い評価を受けている村上作品だが、中国では20代から40代までの比較的若い世代を中心に圧倒的な支持を得ている。その理由について教授は「村上作品が魯迅の影響を受けており、中国の濃厚な香りがするからだ」と指摘した。 同教授はさらに村上氏の処女作「風の歌を聞け」は魯迅の「野草」の影響を受け、短編「だめになった王国」では主人公をQと名乗らせるほど「阿Q正伝」を強く意識して書かれていると主張。「1Q84」では、タイトルの「1」がアルファベットの大文字「I」につ

    村上春樹の新作「1Q84」は「魯迅に捧げる中国色溢れる作品」...|レコードチャイナ
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