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映画と思想に関するnagaichiのブックマーク (4)

  • 国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去

    地の上にはこれと並ぶものなく、これは恐れのない者に造られた ――ヨブ記41.33 近代国家を聖書に出てくる大怪獣リヴァイアサンに喩えたのはホッブズであった。ホッブズによれば、人間の自然状態は万人の万人に対する闘争であり、そこに安息は無い。従って人間たちは自らの権利を国家へと委譲する契約を結び、国家の保護を得る。保護と服従の関係が、国家と国民の関係を規定する。国家はその領域において唯一の主権的共同体である。 カール・シュミットは、『政治的なものの概念』において、国際社会を複数のリヴァイアサンが競合する多元的な空間として考えている。国際間においては、国家の国民に対する保護は、他の国家からの保護でもある。むしろ国民は他の国民に対抗するために国家をつくる。国民の結集は、「政治的なもの」によって行われる。つまり、友と敵の存在論的な区別によって行われる。国家の主権者は、政治の概念に即して、国家の敵を正

    国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去
    nagaichi
    nagaichi 2016/09/12
    この人にしか書けない批評というのは、それだけで価値はあるな。
  • ハーマン・カーンの悪夢の世界 - イデアの昼と夜

    『博士の異常な愛情』という映画をごぞんじでしょうか。1964年に公開されたこの映画は、鬼才・スタンリー・キューブリック監督の代表作であるとの呼び声も高い作品です。まだ観たことがないという方がいらっしゃいましたら、もしよろしければ、予告編のほうをご覧ください。(最初の1分半がワンセットなっています。見なくても、記事の方にはとくに影響はありません) Dr. Strangelove Or: How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb - Trailer 核戦争をテーマにしたこのブラック・コメディーをとても印象ぶかいものにしているのは、ピーター・セラーズ演じる、マッド・サイエンティストのストレンジラブ博士です(予告編のなかで、"Ten females to each male"というセリフを言っている人物)。今回は、この登場人物のモデルの一人と

    ハーマン・カーンの悪夢の世界 - イデアの昼と夜
  • ハンナ・アーレント再び注目 「考えないことの罪」説く:朝日新聞デジタル

    政治哲学者ハンナ・アーレントがいま、見直されている。昨秋公開された彼女の生き様を描いた映画を契機に、著作や関連が売れている。「考えないことの罪」を説いたドイツ系ユダヤ人。何が魅力なのか。 東京・飯田橋のギンレイホール。6月の平日昼、大粒の雨が降りしきるなか映画「ハンナ・アーレント」のチケットを買う人が長い列をなしていた。3回の上映とも定員202席はほぼ満員で、土日は立ち見が出る人気。昨年公開した岩波ホール(神田)では、パンフレットが7週間で約5千冊と「ここ10年で一番売れた」という。 3回見たという東京都小金井市の主婦(64)は「どんな状況におかれても考え続ける彼女の姿勢に圧倒された。日々の日常で忘れてしまったけど、学生運動時代から心のどこかに抱いていた、自分で考え、思いを伝える大切さを思い出す」と話す。 アーレント(1906~75)は、第2次世界大戦中、ナチスの強制収容所から脱出し米国

    ハンナ・アーレント再び注目 「考えないことの罪」説く:朝日新聞デジタル
  • http://school-market.net/lecture/1379914461/

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