天正十年六月二日、天下統一目前であった織田信長は、京都の本能寺において、家臣である明智光秀の謀反にあい、弑されてしまう。これを「本能寺の変」という。 日本の義務教育で歴史の授業を受けた人ならだれでも知っているこの事件。 舞台となった本能寺に実際に行ってみたところ、なんだかちょっと様子がおかしいのだ。 本能寺の「能」が変なのである。
印刷 杁(いり)と併せて使われる樋(とい)の「タツ」。ため池に立てて使う=愛知県半田市の市立博物館杁の仕組み 杁中(いりなか)、杁ケ池(いりがいけ)公園、二ツ杁(ふたついり)……。「杁」という漢字は愛知県内ではおなじみだが、何を指しているのか知らない人も多いはず。愛知の農業に欠かせなかった「杁」の実物を見て、知多半島の治水の歴史や文化を学ぶ「博物館めぐり」が17日、同県半田市周辺で開かれる。 杁のつく地名の周辺を歩いてみると、必ず行き当たるのが川や池だ。名古屋市昭和区杁中の近くには隼人(はやと)池公園、杁ケ池公園(同県長久手町)もその名の通り池がある。名鉄二ツ杁駅(同県清須市)の近くには市の水防センター、といった具合だ。 だが、池や用水に関係するなら、日本全国に杁のつく地名があってもいいはずだ。しかし、「新版日本分県地図地名総覧」(人文社)を検索したところ、「杁」は愛知県内と、愛知、
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