(CNN) 今から1万1000年前の中石器時代に大きな気候変動があり、人類の祖先が突然の寒波に襲われていたことが、英イングランドのノースヨークシャーにあるスターカー遺跡の調査で明らかになった。 寒波はその後100年続いたにもかかわらず、当時の狩猟採集民はその地で生き延びることができたという。英ロンドン大学などの研究チームが26日の学術誌に発表した。 人類の祖先が突然の気候変動にどう対応したかを探ることは、違う種類の気候変動に直面している人類にとっての鍵になるかもしれないと研究チームは指摘している。 スターカー遺跡の調査では、9300年前と1万1100年前に気候の大変動があり、気温が10度および4度低下していたことが分かった。 ロンドン大学ロイヤルホロウェイの研究者イアン・キャンディー氏は、「最後の氷河期の後、早くから英国に再定住していたスターカーの人たちは、そうした環境的ストレスにもかかわ