イエメンの首都サヌアの動物園で飼育される、生後6か月のライオンの子ども(2020年1月21日撮影)。(c)Mohammed HUWAIS / AFP 【2月8日 AFP】内戦下のイエメンでは、多くの人が日々の生活に苦闘する一方、なおざりにされたままの動物園にいるライオンやヒョウ、ヒヒといった動物たちもまた、先の見えない将来に直面している。 首都サヌアにある国内最大の動物園では男性が、園内にいるライオン31頭に餌を与えるため、トラックで毎日運搬されてくる死んだロバ数十頭を積み下ろしていた。 サヌアは2014年、イランから支援を受け同国北部の大半を支配するイスラム教シーア派(Shiite)反政府武装組織フーシ(Huthi)派に掌握された。 ライオンの飼育係であるアミン・マジディ(Amin al-Majdi)さんによると、2017年に死んだライオン4頭を含む一部の動物たちは餓死してしまったという